ハーレクイン・シリーズ
悪魔と乙女
悪魔的な美貌の黒伯爵に魅入られた、
純真無垢な乙女の運命は──
プルーデンスがゴシック小説を書き始めたのは、 家から見えるいわくありげな館の佇まいに想像力を刺激されたからだ。 その断崖絶壁に立つかつての大修道院は、今は訪れる者もない。 荒れ果てた館の中に入れたら、構想も浮かびそうなのだけれど……。 そんなある日、待望の好機は突然やってきた。 館の持ち主レイヴンスカー伯爵セバスチャンがこの地を訪れたのだ。 稲光に照らされた黒い馬車、蹄を鳴らす黒馬、漆黒の髪の美しき男性。 暗い空の下、プルーデンスは彼を呆然と見つめた── “悪魔伯爵”だわ。この人こそ、物語の主人公にぴったり!
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年08月05日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 上木さよ子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33265-3
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- 書籍番号
- PHS-165 (初版HS-48)
日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、絶大な人気を誇る作家。ディ・バラ家やド・レーシ家の面々を主人公に据えた中世の物語と、19世紀初頭の華やかな英国摂政期の物語を描き分ける。冒険とユーモア、謎とロマンスに満ちた作品は26カ国で出版され、世界中の女性たちに愛され続けている。