ハーレクイン・シリーズ

日陰の娘と貴公子の秘密
これからずっと、私は日の当たらぬ花。妹のためにそう決めたはずなのに……。
社交界の華ともてはやされる妹と、それを陰ながら支える姉。エイミー・サモナーが妹の引き立て役に甘んじているのには、世に知られざる“サモナー家の秘密”が関係していた。無口で品位漂うとされる妹はそのじつ、知的ハンデを負っているのだ。母が亡くなり、幼い頃からずっと面倒をみてきたエイミーは、みずからの結婚をあきらめ、生涯、陰ながら妹を助ける道を選んだ。あるとき、名士である姉妹の父に近づこうとする野心家のベンが妹に求婚する計画があると聞き、エイミーは警戒心を強める。絵に描いたような美男子の彼は公爵の落胤と聞くが、謎の多い人物だ。ありのままの妹を本気で愛してくれる人としか結婚はさせられないわ!だが、そう心に誓った彼女自身が、よもや彼の虜になろうとは——
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年08月05日
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- 著者
- クリスティン・メリル
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- 訳者
- 深山ちひろ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33264-6
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- 書籍番号
- PHS-164
夫と2人の息子、多くのペットとともにウィスコンシン州で暮らす。物心ついたころから作家になるのが夢で、度重なる原稿の不採用にもめげずに努力を続け、初めての著作を刊行した。ポップコーンを頬張りながら映画を見るのが好き。