ハーレクイン・シリーズ
「どうして僕に息子がいることを教えてくれなかったんだ?」 怒りに燃えるジェイクを前に、ケイトは途方に暮れていた。 2年前、ケイトは名家の御曹司である彼と切なくも激しい恋に落ちた。 将来の約束をしないというただ一点を除いては、彼は理想の恋人だった。 だが、妊娠に気づいてすぐにジェイクの祖父から悪質な脅しを受け、 町を追い出されたケイトは独りで赤ん坊を産み育てていたのだった。 ジェイクは訳あって町へ戻ってきたケイトに、 自分にも息子と同居する権利があるはずだと主張する。 今まで子どもの存在を隠していた償いとして、ケイトは彼を受け入れた。 二度とこの人を愛したりしないと、固く心に誓いながら。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年08月20日
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- 著者
- ダニー・ウェイド
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- 訳者
- 長田乃莉子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年08月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51767-8
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- 書籍番号
- D-1767
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モニター
ヒロインがヒーローとの格差を感じていながらもそれをいつまでも引きずらず、前向きに対処しようとする姿が良かったです。自分に子供がいるとわかったヒーローが取った行動も微笑ましかったです。物語の中の事件が未解決なままなので、続きがあるのでしょうか? そちらも気になります。
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ヒーロー、ヒロインともに成長していく過程が緻密に描かれた本だったな。ヒロインのお兄ちゃんがとっても気になって彼の本が出たら即買いです! 【きょんきち】
【編集部より】ヒロインの兄ザカリーがヒーローとなる関連作は、10/5刊行のD-1774『秘密を抱えた家政婦』です。お楽しみに! -
ぐーちゃん
ロマンス小説要素てんこ盛り! 愛とは相手に隷従する事ではない。横暴で独善的で「女性がキレる男性のあるある」満載のヒーローに対して、対等なパートナーとして生きたいと願うヒロインの気持ちが切ないです。双方の感情が描写されているので、同じ物事でもこんなに違う見方をしているのか、と考えさせられました。相手に伝える言葉って大切ですね。天使過ぎるヒロインが幸せになって良かった!
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シリーズものの作品のようです。ヒーロー、ヒロインのロマンスはもちろん彼らの工場で起こる事件の経緯からも目が離せず、二重の楽しみが持てる作品でした。この話だけでも充分楽しめますが、事件がどう収束を見せるのか、この先の展開も気になります。続きが出ることを願っています。【モニター】
【編集部より】10月5日に刊行される関連作、『秘密を抱えた家政婦』もどうぞお読み逃しなく!
10代の頃は毎週10冊もの本を図書館で借りて全て読破するという、図書館員にも驚かれるほどの読書家だった。小説家となった今は、多忙な家事と育児の合間を縫って執筆活動に励んでいる。自分を信じて努力すれば夢は叶う、ハッピーエンドは実在するという信念の持ち主。夫と2人の子どもたち、2匹の犬、1匹の気難しい猫とともにアメリカ南部に暮らしている。