ハーレクイン・シリーズ
ジョージアは宣教師の両親を不慮の事故で亡くし、 妹を養うため、自ら卵子提供して代理母となる道を選んだ。 契約相手は子どもの父となるギリシアの大富豪ニコス・パノス。 妊娠6カ月を迎えたころ、ニコスから驚きの連絡があった。 生まれてくる子どもにギリシアの市民権を与えるために、 彼の住むエーゲ海の孤島へ渡り、そこで出産しろというのだ。 追加の報酬さえあれば、もう妹の将来を心配しなくて済む── 専用機で島に飛び、初めてニコスと対面したジョージアだったが、 図らずも彼の美しさと、その身にまとう孤独の影に心奪われ……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年07月20日
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- 著者
- ジェイン・ポーター
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年07月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13261-1
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- 書籍番号
- R-3261
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りか
医学生のジョージアが、妹との生活の手段として受けいれた代理母…。葛藤と母性がジョージアの心を占める様子に、ジーンときたり、ニコスの態度に憤ったりと、心の描写がなかなかの読みどころです。いつしかニコスに心を寄せていくジョージアが、可愛く思えてきます。意外な結末は期待以上でした。他の作品も読んでみたいです。
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モニター
まずヒロインが結構しっかりしてる感じです。そして冷静ですね。こういう小説に時々いるパニック&ヒステリー女じゃなくて、好感持てました。そしてヒーローのニコスですが、読んでて思ったのは「美女と野獣」の野獣って感じです。雰囲気とか言葉とか立ち振る舞いもそんな不器用さを感じました。過去のことがキーワードになってます。孤独になった理由とか、人を避ける理由。孤独な彼がなぜ子供を欲しがるのか?それを知る過程での主人公との心理描写や関係性の変化もきちんと書かれていて、よかったと思います。 読み終わった感じはとてもすっきりして、ニコスが幸せになってくれることを読者として祈りました。やはりハッピーエンドが好きな私です。
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しずね
好きになってはいけない人、それでも魅力を感じていくのをとめられないーーヒロインの揺れ動く気持ちに一緒になってドキドキしながら読みました。
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モニター
ヒロインが少し頑なすぎる気がしました。ヒーローは悲しい過去に向かい合っていて好感がもてました。ヒロインはヒーローの事を傲慢だとずっと言ってますが、全然そんな事はなく良い父親になろうと努力している人だと思います。そこのところが気にならなければ、すんなりと読み進められると思います。
アメリカ、カリフォルニア州の小さな町で生まれ、学生時代の大半を海外で過ごした。南アフリカやアイルランド、そして日本でも学んだことがある。サンフランシスコの大学で創作の修士号を得たあとは、中学校と高校の教師をしていた。現在は雨の多いワシントン州シアトル在住。デスクに向かって物語を生み出すには、そんな気候もまったく気にならないと語る。