ハーレクイン・シリーズ
母亡き後、父に捨てられ、冷たく無情なおばと暮らすプルーデンス。 良縁を探してくれると言うおば夫婦に連れられ旅をしていたとき、 プルーデンスは一人部屋に泊まることになっていたはずが、 翌朝目覚めると、見知らぬ男性の部屋に横たわっていた。 姪が汚されたと叫ぶおばの声が、宿じゅうに響き渡る。 まるで身に覚えがないし、体も痛んでいないけれど……いったい、何が? 状況もわからず自室へ戻ると、彼女の荷物はおば夫婦と共に消えていた。 文字どおり着の身着のままで放り出されたプルーデンスは、 見かねて手をさしのべてきた例の見知らぬ男性を頼るほかなかった── まさか彼が、旅人に身をやつした、第7代ハルステッド公爵とも知らず。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年07月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- 相野みちる
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33262-2
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- 書籍番号
- PHS-162
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ツタンカーメン
いきなり、男(公爵様)への罵りの言葉で始まったことにまず、ビックリでした。素性の知れない男とヒロインが旅を共にする中で、互いに疑心暗鬼になったり、美点に惹かれたりと揺れ動く心を共感しつつ読み進める事が出来ました。ヒロインが苦難を前にしても、前向きでユーモアもあり、とても好感がもてました。もうちょっとラブシーンが細かく描かれてたら、最高でした。
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モニター
なかなか酷い出会いの二人でしたが、ヒロインだけじゃなく、ヒーローも素敵なお話でした。二人で困難を乗り越えてたどり着いた先でもめたところも誠実な対応で解決し、ハッピーエンドを迎えてホッとしました。悪役のヒロイン叔母はもう少し痛い目にあっても良かったかも~、と、思ってしまいました。
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モニター
読んでるうちに、だんだんとプルーデンスとグレコリーのやり取りに吸い込まれ最後まで一気に読みました。すてきなシンデレラストーリーでした。
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モニター
寝てたら知らない人と一緒に寝てたなんて今なら犯罪で捕まるよね。そしてヒロインは優しすぎます。大半の人は許さないよね。公爵は社交界に飽きたらみすぼらしい格好で出歩くものなのでしょうか?! ボリュームがある分心情の流れが解かりやすくて読みごたえがあると思います。
つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学では英文学と哲学を専攻し、卒業後の進路を決めかねていたところ、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、2人の子供の子育てを優先してきたが、彼女の頭の中にある物語に興味を持ってくれる人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。