ハーレクイン・シリーズ
獅子と醜いあひるの子
よってたかっての“職場いじめ”。
路頭に迷った醜いあひるの子は……。
役員秘書として一流企業に入社したカーラは希望に満ちていた。 順風満帆な暮らしはしかし、たったの3カ月で潰えてしまう。 秘書室の同僚らに陰湿な嫌がらせをされ、退職を余儀なくされたのだ。 さらには家主からも住み慣れた小さな家を追い出されそうになり、 カーラは思わずにじんだ涙をぐっとこらえた。 わたしを私立学校に入れるために大きな犠牲を払った田舎の両親には、 こんな姿は見せられない──入社を誰よりも喜んでくれていたから。 新たな職を求め、従姉に紹介された実業家マックスの豪邸を訪ねると、 美しき獅子のような鋭い瞳の男性が現れ、カーラは震える声で懇願した。 「今日1日無給でいいので、あなたの手足となるチャンスをください」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年07月05日
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- 著者
- クリスティ・マッケラン
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- 訳者
- 川合りりこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22473-6
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- 書籍番号
- I-2473
読者レビュー
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モニター
あらすじにヒロインへのいじめが言及されていたので、読み始めは苦手かな~と勝手に思いましたが、導入のいじめの内容はさらっとしていました。ヒーローとヒロインがお互いの先入観から抱いた誤解がそれぞれの心情を絡めて丹念に描かれていて、違和感なく感情移入でき、自分の先入観もいい意味で裏切られました。辛い出来事を越えてきた二人には幸せになってと思える身近に感じるストーリーでした。
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モニター
作品紹介にある“職場いじめ”は回想で出てくる程度で、お話はヒーローとのやり取りが主でした。ヒーロー視点もあるため、ヒーローのヒロインへの想いの変化が分かるのが良かったです。イマージュらしい穏やかな話だと思います。
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かわむらえり
ちょっと要領が悪くて不器用な面がある、似たもの同士の二人だと思いました。お互いほど理解し合える相手は他にいない関係。あたふたしたり反省したり、自分に言い訳したりするヒーロー君です。
かつてテレビやラジオのプロデューサーをしていたが、今は情熱や感動あふれる楽しいロマンスを書くことに専念している。執筆しないときは、家族団欒や趣味の散歩をして過ごしたり、人々の心の奥深くにある秘密や欲求をリサーチしたりしている。