ハーレクイン・シリーズ
スターは、安定した仕事もせず引っ越しばかりの両親のもとで育ち、 10歳で里子に出された。美しく成長した彼女は高校生になると、 逞しくセクシーな隣家の御曹司デイビッドと恋におち、純潔を捧げた。 身分違いとスターを毛嫌いする彼の母親の目を盗んでは、重ねた逢瀬。 だが、やがてデイビッドが世界を飛び回る生活を始め、二人は破局した。 彼とは住む世界が違うのよ──実らぬ恋だと何度自分に言い聞かせても、 スターは思いを断ち切れずにいた。 そんな折、デイビッドが町に戻ってきた。 ところが同じタイミングで、スターの両親が金の無心に現れたのだ。 スターの困惑を目の当たりにしたデイビッドは、彼女を旅行に誘うが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年07月05日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51762-3
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- 書籍番号
- D-1762
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六月
10年以上前から両思いなのに結ばれない二人。昔なら身分違いと言われたかもしれないけど、現代が舞台のこの作品では、お互いが望む暮らしの違いが大きな原因。でも、より苦労してきたのはやはりヒロインだと思うので、私はついついヒロイン側目線でヒーローに「そんなに好きなのに、なんで自分が譲ってあげないの〜?」ってつぶやきながら読んでました。自立したヒロインの心の広さが素敵です。
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みきちゃん0330
里親に出されたスターが、幸せを手に入れるまでのお話。自分の事よりも、妹思いの優しさ、好きになった人への忘れられない切ない恋心が伝わってきて、まるで、その浜辺のスターのいるレストランに自分がいて、ふたりを見ていたような錯覚におちいりました。辛い思い出のある人は、なかなかその辛い過去から決別できないと思われがちですが、誰でもが誠実に生きていたら、希望を持てるというお話でした。
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モニター
タイトルで思い描いたストーリーとは全然違っていて、我慢強く、知的で優しい一途な人達の物語でした。悲しい過去との決別に涙し最後まで興味深く読めました。早く問題解決して幸せになって! と願わずにはいられなかったです。
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題名から想像する内容とは違っていて、引き込まれました。2人は考え方の違いから相手を思いやる事が出来ずにすれ違い、どうするの? とハラハラしながら読み進みました。シリーズで出ている他の2冊も読みたくなりました。【モニター】
《編集部より》関連前作D-1554『身分違いのフィアンセ』、D-1707『明かせない秘密』もぜひお読みくださいね。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。