ハーレクイン・シリーズ
トリッシュが大富豪ネイトの屋敷でナニーとして働くことになったのは、 彼女だけが彼の姪である赤ん坊を泣きやませたからだった。 破格の報酬とすてきな部屋、毎日出されるおいしいごちそうに、 貧しい生活しか知らないトリッシュは驚くしかなかった。 しかも、敏腕実業家として名高い億万長者のネイトは、 世間の女性から理想的な結婚相手と騒がれるほどセクシーな男性だ。 けれどいくら彼と同じ家で暮らし、同じ時間を過ごしても、 私は1カ月後には出ていく臨時のナニーにすぎない。 携帯電話も持っていなかった貧乏学生の私を、 お金持ちの彼は哀れんだだけ。恋をするなんて間違っているわ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年07月05日
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- 著者
- サラ・M・アンダーソン
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51761-6
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- 書籍番号
- D-1761
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モニター
ヒーロー、ヒロイン、共に「悪い人」じゃない。どっちもそれぞれ理由があって、惹かれてるのに踏み出せない。背中を押したくなるお話でした。テンポよく読み進め、なおかつ読後の満足感がしっかりありました。ヒーロー、ヒロイン以外の登場人物も個性的でいきいきした感じです。
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m.k
前半は正直トリッシュとネイトの関係がなかなか進展せずやきもきしながら、ナニーとしてのトリッシュを辛抱強く見守り、学ぶ姿が億万長者としてのネイトを普通のオトコにしているところにドキドキしました。ふとした弾みで恋に気づくトリッシュになんで逃げるの! とかよく考え直して! と勝手に心の中で声をかけながら読み進み、一気に読んでいました! ドキドキ感が味わえる1冊でした♪
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モニター
トリッシュもネイトもどちらも自分のやらないといけないことのために奮闘するも、お互いに惹かれていってしまい、お互いに葛藤しているのがたまらない。
自分の気持ちを押し殺しても約束を守らないといけないという二の気持ちが痛いほどわかる。早く二人をくっつけてあげたいという気持ちになった。
2016年にRITA賞を受賞。作家のみならず、教育関係の出版社で編集者としても活躍する。夫と息子、雑種犬とともにイリノイ州に暮らし、余暇には読書に編み物、クイーン・アン様式の自宅のリフォームを楽しんでいる。