ハーレクイン・シリーズ
ついさっき出会ったばかりの男性とイタリアへ? 妹の付き添いを住み込みでやらないかというダニーロの申し出に、 テスは耳を疑った。ロンドンで小学校教師をしているテスは、 顔見知りの男からの度重なるストーカー行為に悩まされていた。 今日は夜道でその男に拉致されそうになっていたところを、 偶然通りかかったダニーロが危機一髪で助けてくれたのだった。 夏休みに外国へ避難するのは、最良の方法には思えるけれど……。 迷った末、テスはトスカーナ地方にあるダニーロの屋敷を訪れた。 愛を拒む大富豪に身も心も捧げることになるとは夢にも思わずに。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年06月20日
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- 著者
- キム・ローレンス
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13253-6
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- 書籍番号
- R-3253
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Madame T
完璧で隙のないダニーロですが、意外にもプロポーズが人間味にあふれていて、そのギャップにきゅんとしてしまいました。ダニーロの妹ナットのサイドストーリーも、スピンオフを読みたいわと思わせる素敵さでした。心温まるエピローグは必読です!!
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モニター
王道といえば王道ですが、二人が出会い、情熱に身を任せるまでが意外に長かったのですが、情景が思い描けたので容易に想像でき、ヒーローもヒーローの妹もヒロインも、お互いがそれぞれの立場で悩む姿がとにかく切なかったです。途中からは一気に読み終え感動しました。
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モニター
ヒーローは、罪悪感から妹を守らなければっていう気持ちが強いです。なので、その気持ちが強すぎてヒロインを責めてしまいます。ハーレクインなので、ハッピーエンドってわかってはいるのですが、ハラハラしてしまいました。愛する人に責められるヒロインが切なかったです。
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U
罪の意識がある美しい富豪が、その罪を償うために行うことがうまくいかずいらだって泥沼にはまっていってしまう。助けたヒロインに対して魅かれてはいけないと思いつつも、その気持ちを抑えられず、つらくあたって気まずくなる。自分の思い通りにならないのなら、状況を観察して物事を進めていけばいいのだが、元通りに戻さなければならないと頑なに信じている。最後には思いこみに気づいてヒロインに会いに行き、全てを告げて許しを請うから、まだ可愛い。愛してなかったら、許せないよね。
イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日3キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が2人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今は書くことに熱中している。