ハーレクイン・シリーズ
尖塔の花嫁
亡くなった娘に顔かたちが似ているという理由で、 10歳のグレンダは孤児院から養母のもとに引き取られた。 養母はグレンダを大切に育ててくれたが、 後ろ暗い秘密を打ち明けたのは、死の床でだった。 じつは養母は娘を将来嫁がせる見返りとして、 ある大富豪から莫大な援助を受けていたというのだ。 わたしを引き取ったのも、娘の死を隠し、 贅沢な生活を続けるためだったの? 深く傷ついたグレンダは、それでも養母の名誉を守るため、 結婚を承諾する──ロワールの城に住む、大富豪マルローとの。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年06月20日
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- 訳者
- 小林ルミ子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90489-8
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- 書籍番号
- K-479 (初版I-2179)
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。