ハーレクイン・シリーズ
「手切れ金は払う。だから父とは別れてくれ」 社長の御曹司ライルから蔑むような目で見られ、 そう一方的に告げられて、ケルサは思わず彼の頬を叩いていた。 私を社長の愛人だと決めつけるなんて、酷いわ! だがじつはケルサ自身、なぜ入社早々に気に入られ、 社長秘書に抜擢されたのか不可解に思ってもいたのだ。 ほどなくして社長が亡くなり、遺産の半分をケルサに遺したことがわかると、ライルの疑念はますます深まったようだった。 今度は私を金目当ての女だと罵倒するのかしら? 意外にも彼は切なげな表情で、驚くべき真相を口にした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年06月05日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 松村和紀子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年05月25日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90487-4
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- 書籍番号
- K-477 (初版R-1100)
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モニター
この作品は少し古い作品なのですが違和感なく読めました。最初からヒーローの思い違いでヒロインに冷たく当たりますが、なぜここまで冷たく当たるのかラストの方でようやく理由がわかり納得です。登場人物は少ないので読んでいて楽でした。傲慢ヒーローと、芯の強いヒロインのお話ですが中盤から誤解も解け複雑な事情のなかでもお互いが惹かれあっている様子がわかります。最後は当然ハッピーエンドで良かったです。
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ミッチー
ヒロインはガードが固く恋愛経験ナシ、ヒーローはずっと怒りっぱなしの社長の息子。この二人にいつロマンスが? ヒロインがどなっているときに黙らせるかのようにキスをする場面があって、男はいつも口を封じるためにキスするんだけど何故?と思っていたけど、その理由が最後にわかった。いつのまにか恋してるんですね。引き込まれる作品でした。
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モニター
少しずつ読もうと思いましたが展開が気になり、一気に読んでしまいした。とてもいい作品でした。
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モニター
祖筋を読んで、よくあるパターンの作品かなぁと思ったのですが、いい意味で違った作品でした。人は、時として真実を知らない方が幸せという事もあるのだとしみじみと感じ、感動しました。
イングランド中部の田舎に、7人きょうだいの6番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める。夫の励ましを得て作家デビュー。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。