ハーレクイン・シリーズ
少しだけ回り道
ベティ・ニールズ選集 14
寝ても覚めても心に浮かぶのは、
ただ一度会っただけの、あの人……。
ロンドンで看護師として働くユージェニーは、 病身の父を世話するために仕事を休んでしばらく地方の実家にいた。 両親を心配させまいと内緒にしているが、父の全快後に復職してもすでに彼女の席はなく、残りひと月勤めたら退職することになっている。 ある日、濃霧で道に迷っていたオランダ人医師アデリクと出会い、 辺りが晴れるのを待つあいだ、実家で彼と楽しい時間を過ごした。 やがて彼は霧と共に去っていった──彼女の心に恋の種を植えつけて。 その後、一時復帰したロンドンの病院でアデリクと再会を果たすが、 彼の思いがけない申し出に、ユージェニーは耳を疑った。 「オランダで、僕専属の看護師になってくれないか?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年06月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 原田美知子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年06月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22472-9
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- 書籍番号
- I-2472 (初版R-1267)
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- ミニシリーズ
- ベティ・ニールズ選集
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。