ハーレクイン・シリーズ
デーアは双子の妹の聡明さを心ひそかに羨み生きてきた。 最近、想いを寄せていた男性にあえなく袖にされ傷ついたうえ、 皮肉にも彼が見初めた相手が妹だったことがわかり、 自信を失った彼女は恋に臆病になってしまった。 やがてデーアは妹の結婚式に参列することになるが、 そこには、彼女に冷たい視線を送る一人の男性がいた── 花婿の親友で大手海運会社の御曹司、グイド・ロッサーノ。 “ライオンハート”の異名をとる精悍で男らしい彼は、 世界の女性たちから引く手あまたの大富豪だ。 以前に一度会っただけなのに、なぜ彼は私を冷淡な瞳で見るの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年06月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 小林ルミ子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年05月25日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22470-5
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- 書籍番号
- I-2470
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- ミニシリーズ
- モンタナーリ家の結婚
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ゆっき
とても素敵な作品でした。デーアとグイドの純粋な愛、家族の愛…作品に二つの愛が描かれていて、一気に読んでしまいました。
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モニター
心に傷を負ったデーアは賞賛を受ける仕事を引退し、カウンセリングを受けて力強い一歩を踏み出します。もう思い出したくない。そう思っていたグイドに偶然再会し、魅力的だからこそ抱えてしまった過去の問題にお互いが向き合い始めます。幸せな未来を描くために奮闘する二人の姿が爽快で、心温まるストーリーです。
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Maddy
久しぶりに、ヒーローとヒロインそれぞれのモノローグが交互に入るクラシカルな作品に出会いました。ヒロイン側のモノローグだけだと、ヒーローがなにをどう感じているのか最後にならないとわからなくて、ヤキモキするものですが、この作品は最初から双方の思いが読者にわかっているので、安心して読み進めることができます。容姿は恵まれているのに、堅実な妹へのコンプレックスで惨めな思いに囚われているヒロインの成長とともに、両親の期待に応えられないと悩むヒーローも共に成長していく姿を応援しながら読みました。
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coco
デーアもグイドも外見から受けるイメージもあり、誤解から始まります。ただ、誤解が解けてからは、情熱的なグイドがデーアを想う気持ちが伝わり、イマージュらしく、やさしいストーリーで読み終えた後は幸せな気分になりました。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。