ハーレクイン・シリーズ
絶頂行きの寝台列車
ヴェネチア行きの寝台列車を途中下車すると、ジーナはうきうきと広場へ向かった。 お目当てのチョコレート・ジェラートを買って歩きだそうとしたとき、ヒールが石畳にひっかかり、よろけてしまった―― と、伸びてきた鋼のような腕に抱き止められた。 「ケガはない?」ハシバミ色の瞳の男性が、魅惑的なカーブを描く唇から真っ白な歯を見せて笑う。 カルロと名乗ったハンサムなイタリア人男性は、同じ列車に乗り込み、ジーナの隣の席に座った。 サンドレスの下の太腿と、硬いデニム地で隠れた彼の腿が列車の振動でこすれるたび、電気ショックのような衝撃が走る。 やがて日が落ち、外は暗くなった。 そっと伸びてきた彼の手が、ゆっくりと官能的に膝を撫ではじめる。 「君を悦ばせたい」耳元に感じる熱い吐息。次の瞬間、大きな手が太腿の間に滑り込んできて……。
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- 頁数
- 26頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年04月05日
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- 著者
- アンバー・カールズバッド
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- 訳者
- 立石ゆかり
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- 定価
- 220円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 9784596457684
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- 書籍番号
- DG-148
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