ハーレクイン・シリーズ
愛憎が丘
天涯孤独となった娘はやがて、
血の繋がらない兄と出会い、恋を知った。
養子のメレディスがようやく見つけた実の母は、 親子の名乗りをあげてまもなく、重い病で帰らぬ人となった。 だが、娘の存在を知らない実の父がまだ健在だとわかると、 彼女はルーツを探るため、素性を隠して父の住む地に求職広告を出した。 首尾よく、さる屋敷で雇われることになるが、 そこにはメレディスの心をかき乱す男性が暮らしていた。 名をガレスというその人は、彼女の血の繋がらない兄だったのだ! ガレスは彼女の亡き母を嫌い、先の訃報にも安堵したと言い放つ。 人知れずメレディスは傷つき、腹を立てた──義兄のひどい言葉に。 そして、そんな彼を憎からず思ってしまう自分に。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2017年05月05日
-
- 著者
- エッシー・サマーズ
-
- 訳者
- 皆川孝子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年04月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22466-8
-
- 書籍番号
- I-2466
読者レビュー
-
yukinko
初めて読む作家さんで、どんな物語が読めるのか期待しながらページを開きました。読み始めると一気に引き込まれ時間を忘れて読んでました。知的で芯の強い、そして大切な人を守る為なら危険までもおかすヒロインと男気溢れたヒーロー、そして心の広い家族。ヒロインの心の動きにドキドキ。時にはお茶目な家族の姿が目の前に浮かんで笑い。恋愛、夫婦愛そして家族愛、心が温まる物語でまた読んでみたい作家になりました。
-
モニター
そのタイトル通りの内容です。ヒロインが両親の死をきっかけにして自分が養子で実の父母が別にいると知り自分のルーツを知るために生まれ故郷を出て婚約者とも別れ生みの母のいるイギリスに渡ります。ドラマティックな始まりに様々な家族の過去や現在が徐々に明らかになっていくなか、ヒロインにも義理の兄との出会いが・・・。ラストに別れた婚約者と対面(対決?)するところはスカッとしました。
-
モニター
義理の兄と妹の恋というところに萌えました。マッキンタイア家のルーツを探り、この先も二人が紡いでいくと思うと胸がいっぱいになりました。
1980年代にハーレクイン・イマージュで活躍した、ニュージーランド出身の作家。その古き良きクラシックな世界観は、洋の東西を問わずロマンスファンを今なお惹きつけてやまない。