ハーレクイン・シリーズ
1789年英国。孤児のプルーデンスは、冷たい雨が降りしきるなか、 宝物のブローチだけを手に、南を目指して歩いていた。 人使いの荒い北部の紡績工場から逃げ出して、もう3日。 追ってくるかもしれない監督官の目をあざむくため、 かかしの服を拝借し、腰まであった髪も切った。 そんな折、ひょんなことからウェントワース卿セバスチャンと出会い、 世にも恐ろしげな追いはぎから救われたうえに、食事と服も与えられる。 自分が薄汚れた少年のようななりをしていたにもかかわらず、 女性だと気づいたと言う彼に、プルーデンスは胸のうずきを覚えた。 高貴な身分のセバスチャンに恋する資格など、あるはずもないのに……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年04月05日
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- 著者
- メグ・アレクサンダー
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- 訳者
- 江田さだえ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年03月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33257-8
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- 書籍番号
- PHS-157 (初版HS-71)
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六月
やはり注目すべきはヒロインのプルーデンス。今までに読んだヒストリカルのヒロインは公爵の娘とか伯爵の妹などの良家の子女が多かった。でも、このヒロインは違う。孤児として育ち、苦労をしてきた彼女は強い。一回り以上年の離れたヒーローともしっかり渡り合う。ヒロインがヒーローと時を過ごす中で味わう初めての恋心や嫉妬が、読んでいて胸に残る。本当の意味でのシンデレラストーリーとはこういうことかも。
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モニター
ハーレクイン・ヒストリカルスペシャルもこの作家も初めてでした。素敵なヒーロー♪ 人が良くて優しく、紳士的。初めからハラハラドキドキで楽しく読みました。しっかり者の強いヒロインがヒーローによって愛に気づき乙女に変わっていきます。すごく面白くて感動しました。
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モニター
だんだん二人がお互いに惹かれていくところが良かったです。ヒーローがとても素敵でした。途中、ハラハラすることもあり、どうなるのかと思いましたが、最後はハッピーエンドになって良かったです。
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ゆっきー
初めて手にするハーレクイン。過酷な状況にも関わらず、それに立ち向かう強さのあるヒロインと、いい人すぎるヒーローファミリー。ありがちなストーリー展開ですが、思いの外、引き込まれてしまいました。ただ終わりがあっさりしているので、後日談くらいほしかったなぁ・・・。
イングランド北西部ランカシャー生まれ。プロの料理人、会議場のアシスタント・ディレクターなど様々な職業を経験したあと、読書好きが高じて小説を書くようになった。趣味はガーデニングと料理と旅行で、猫が大好き。ケント州在住。