ハーレクイン・シリーズ
夢を実現するための資金調達に四苦八苦するアビーの前に、 突然、潤沢な資金を提供するという救世主が現れた。 名門ディ・シオーネ家の御曹司で、投資会社社長のマッテオだ。 プレイボーイだと噂される彼は、実際に会ってみると寛大で率直な魅力にあふれたすてきな男性で、 過去の出来事から男性不信に陥っていたアビーの心さえ動かした。 さっそく食事に誘われ、彼女は生まれて初めて胸をときめかす。 だが、マッテオの狙いをこのときのアビーはまだ知らなかった。 そう、愛が憎しみに変わるほどの残酷な真の目的を……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年03月20日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- みずきみずこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年03月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13232-1
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- 書籍番号
- R-3232
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- ミニシリーズ
- ディ・シオーネの宝石たち
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モニター
ヒーローもヒロインも過去にトラウマや問題を抱えているせいで、お互いに惹かれあっているのに二人の関係がなかなか進展しなくて、もどかしくて、やるせなかったです。思いが通じ合った時は、本当に嬉しかったです。ヒーローとヒロインの心の機敏が詳細に描かれているので思わず感情移入してしまいました。二人が過去を乗り越え前向きになっていく姿が素敵でした。後半の波乱にとんだ展開にドキドキしました。ヒーローがかっこ良かったです。
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くまくま
心に傷を持ちながらもそれを隠し、闘いながら生きてきた彼女に思わず涙がでてしまいました。そんな彼女の心を癒し守り愛するのは彼しかいない。そう思える作品でした。
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モニター
プレイボーイと言いながら、生い立ちのせいで女性との付き合いにとても慎重になっているヒーロー。しかし過去の女性たちとの縁を引きずっていないので、自分の本当の想いに気づくとまっすぐにヒロインにアプローチする。その潔さにとても惹かれた。一見とても華やかな舞台を背景にしながら、とてもしっとりとした情感を描いた秀作だと思う。
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るきあ
ある目的のためにアビーに近づいたマッテオ。でもその目的を忘れてしまうほどに惹かれあう2人と、その気持ちにまっすぐ向き合えない2人に、読んでいてドキドキすると共に、もどかしさを感じました。最後にはトラウマを乗り越え女性としての自信を取り戻すアビーにマッテオは美しさを感じ、後ろめたさもありながらも惹かれて行く気持ちがよくわかりました。同じ女性としてアビーのこと、2人のことを応援したくなる作品です。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。