ハーレクイン・シリーズ
ハリエットは不動産開発会社を経営するアレックスの秘書。 恋人が数カ月単位で替わる遊び人の彼に、密かに憧れている。 ボスの魅力に惑わされてはだめよ。彼女は自分を叱りつけた。 私が求めているのは誠実な男性との愛に溢れた結婚なのだから。 ある日、彼から急な出張への同行を求められたハリエットは、 宿泊先の豪華なホテルのスイートルームで、アレックスから思いがけない提案をされて衝撃を受ける。結婚も恋愛も抜きで、 週末だけの恋人関係を結ばないか、というのだ。 拒否するべきとわかっていても、彼への想いは止められず……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年03月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 若菜もこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年03月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13231-4
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- 書籍番号
- R-3231
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- ミニシリーズ
- 独身富豪クラブ
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みく
テンポが良くて一気に読めました。ヒーローのアレックスが自分の気持ちにどんどん引きずられてハリーに気持ちが動いていく描写が小気味よかったです。嫌な人も登場しないし、2人の気持ちに集中して読めました。かなり終盤まで気持ちがすれ違っていてはらはらしただけにラストはきゅんとしました。3人のヒーローのシリーズもので、他の作品も読みたくなる書き方がされているのでセルジオとジェレミーがとても気になりました。
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かおる
ボスと秘書という王道な設定ですが、テンポ良く飽きさせないホットな展開はさすがミランダ・リー。主人公どちらも、実は家族がらみで苦労人という共通点があり、人間的にも釣り合いの取れたカップルなので共感が持てたのも良かったです。名前は頻繁に出てくるヒロインの元婚約者が、あまりにもひどい言われようなので逆に興味が湧きました。三部作の残る二人、ヒーローの親友たちの状況も織り交ぜつつ話が進むので、彼らのその後も気になります。
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ゆきだるま
アレックスの、なぜ独身を貫きたいかという理由に共感を覚えました。育った環境などで、独身でいたいという気持ちが強い人は結構いると思います。しかし、その気持ちや生い立ちえを乗り越えて愛を育んでいくことへの素晴らしさを分かち合える人にめぐり合うことができて、本当に良かったと思います。ハリエットも、辛い別れから本当に愛する人とめぐりあうことができ、よかったです。
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出て、クラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして3人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編小説を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。