ハーレクイン・シリーズ
シェイは17歳のときにロンドンへ出てきて働き始め、 社長であるライアン・ファルコナーの圧倒的な魅力の虜になった。 やがて求められるまま純潔を捧げたが、 ライアンは結婚を切望する彼女の気持ちを踏みにじった。 “きみは、ただの愛人にすぎない”と冷たく言い放って。 身も心もぼろぼろになったシェイは哀しみとともにそっと身を引いた。 そんな彼女を救い愛してくれたのは、彼の末弟リッキーだった。 しかし6年後の今、リッキーが不慮の事故で亡くなると、 ライアンが再びシェイの目の前に現れ、厳しい声で命じた。 「きみにはファルコナー家の屋敷でずっと暮らしてもらう」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年03月20日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年03月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80090-9
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- 書籍番号
- PS-90
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モニター
キャロル・モーティマーの1985年未邦訳作品というので期待して読みました。男女のドロドロの愛憎劇かと想像しましたが、読み進めると途中で、え?これサスペンス?となり、ただただヒーローを恨んでいるだけの癇癪持ちのヒロインと思いきや、そうだったのか! それは恨むよね~と感情移入しだすという感じで、途中で隠し玉がどんどん出てきて最後まで飽きさせません。280ページの長編ですが一気読みでした。ヒロインが幸せになって本当によかったと思える本です。
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afternoon
4人のファルコナー家の男性とシェイとの複雑な関係にどきどきさせられました。とくに長男ライアンと4男リッキーのシェイを思う気持ちが心に響き感動しました。なかなか現代にはないメロドラマなので是非お勧めします!
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M.M
物語はヒロインの夫が亡くなった後から始まります。ヒロインはかつて元夫の兄ライアンと恋仲にあり、6年前に別れた過去があります。苦い思い出のある二人とファルコナー家の人々との複雑な人間関係だけでなく、ちょっぴりサスペンスもあり、なかなか進展しない恋愛模様にやきもきしましたが、最後はすっきりしました。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年にみごとデビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、2015年にはアメリカロマンス作家協会からその功績を称える功労賞を授与された。英国のエリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている。