ハーレクイン・シリーズ
汚れなきギリシアの愛人
決して愛を告白してはならない。
それが立派な愛人の心得。
エラは窮地に陥っていた。父の家具店が倒産寸前のうえ、 借金の形に自宅を没収されることになったのだ。 そこへ債権者として現れたのがギリシア人実業家ニコロスだった。 エラは思わず息をのんだ。1年前、婚約者を亡くしたばかりの彼女を誘惑し、強引に唇を奪った傲慢な男! 「君には今日から3カ月、僕の屋敷で愛人として暮らしてもらう」 無慈悲な要求も、家族思いのエラは受け入れるほかなかった。 ともに暮らしだしてすぐ、ニコロスから子供嫌いだと聞かされ、 エラは落胆した。折しも彼女の体に妊娠の兆しが現れて……。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2017年02月20日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 山本みと
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2017年02月02日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13224-6
-
- 書籍番号
- R-3224
読者レビュー
-
れもん
育った環境や復讐心のために、子どもが欲しいと一度も思ったことがなく、また、愛しているという言葉を口に出来ないヒーロー。ベッドでは情熱的に愛し合いながら、ヒーローの本心がわからないヒロイン。二人のすれ違いにやきもきしますが、ヒロインとの関わりのなかでヒーローも変わっていきます。二人がそれぞれ飼っている二匹の犬たちも素敵な脇役で登場して、物語を盛り上げてくれました。
-
愛し合ってる男女の出会いのきっかけを胸の奥にしまえるぐらい、リンが描く男性ってきちんと反省もできるし、頼もしいし、純粋に優しいんですよね。人生の半分以上過ぎても、こんな男性に出会えてたらと夢をみながら一気に読んでしまいました。
-
ユミマン
エラの気持ちの変化、ニコロスのツンデレな態度、そしてなぜエラに近づいたのか…最後まで目が離せませんでした。二人の結末に感動してしまいました。
-
モニター
この作家らしい王道のロマンスです。女性はいつでもいくつになっても夢見ているものです。期待を裏切らず幸せな気分が味わえます。
同じテーマから探す
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。