ハーレクイン・シリーズ
カリアキスの秘密の跡継ぎ
彼が愛しているのは私の体だけ。
それを承知で結婚できるの?
出版社に勤めながら幼い息子トビーを一人で育てるジョアンは、 アゴン国王の伝記を執筆するため、王国へ飛んだ。 前夜、インターネットで見た王族たちの姿を目に焼きつけたまま。 5年前、ジョアンは旅先でテオという男性と出会い、恋に落ちて、 トビーを身ごもった。だが、それきり彼からの連絡はとだえた。 そのテオに、アゴンの王子テセウスはうり二つだったのだ。 テセウスこそテオだ。身分を隠して私を弄んだだけだったのね。 予想どおり、再会した彼は別人のように冷ややかな態度で、 ジョアンは決意を新たにした──トビーのことは秘密にしようと。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年02月05日
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- 著者
- ミシェル・スマート
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- 訳者
- 朝戸まり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2017年01月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13223-9
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- 書籍番号
- R-3223
読者レビュー
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ニシカワ
最初こそ「冷たいヒーローだ」と憤りを覚えますが、彼の自分語りが始まるにつれ、複雑な性格がチラリとのぞき切ない気持ちにさせられます。人生に正面から向き合い、愛に誠実なヒロインが素敵。終盤、二人の思い出の地での再会シーンは、まるで映画を観ているようです。苦労を乗り越え、限りなくお互いに優しい二人に胸キュンを通り越して涙がホロリ。ロマンスの神様は「愛」を決して裏切らない、と実感させてくれる素敵なロマンスです。
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モニター
前向きで、とても素敵なヒロインです。複雑な家庭環境の中で育ちながらも、シングルマザーとして懸命に働き、息子を育てる姿に、感銘を受けました。
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モニター
プリンスが主人公の作品を読むのは初めてでしたが、作者のストーリー展開が面白くて、グイグイ読み進んでしまいました♪ヒロインの胸中の葛藤。傲慢ヒーローの素直に言葉に出せないところ。次はどうなるのか気になり、ワクワクして読みました。読み終わった後は爽やかな気持ちになりました。
イギリス人作家。ぬいぐるみより本を抱いて寝るのが好きだったというほど、生まれながらにして本の虫だった。まだ少女のころ読んだおとぎばなしに、ロマンスの片鱗を感じていたという。「本はいつも胸をときめかせてくれます。まるで初恋のように」と語る彼女は、自分の書くロマンスが、読者の心にもそんなときめきを届けてくれることを願っている。