ハーレクイン・シリーズ
クリスマスの日、猛吹雪の中で産気づき倒れていたキャスリーンは、すんでのところで小児科医デレクに助けられ、自宅で娘を産んだ。出産のすべてを取りしきり、娘の誕生を自分のことのように喜んでくれたハンサムな彼。しかも、キャスリーンがシングルマザーだと知ったデレクは、出会ったばかりなのにプロポーズしてきて……。
1年前に大事故で亡くなった恋人の追悼式のため、イタリアの事故現場を訪れたアリッサ。大切な人の死以上に苦しいのは、彼が新たな恋人とともにこの世を去った事実だ。凍ったように立ち尽くすアリッサに、ある男性が声をかけてくる。ドラーゴ・ディ・ルーカ──暗闇を思わせる漆黒の瞳をした彼もまた、大事な人を失ったの?
フェイスは女手一つで娘と息子を育てている料理人。ある日、娘がサンタ宛に書いた手紙が新聞に掲載され、億万長者ゲイブの目にとまる。彼は自社宣伝のため、サンタ役を買って出たいと連絡してきた。ところが、子供たちへのプレゼントにとどまらず、車や小切手、さらには一流レストランのシェフの職まで贈られ、フェイスは驚く。
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- 頁数
- 368頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月05日
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- 定価
- 1,029円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74413-5
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- 書籍番号
- XVB-13
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六月
リンダ、ルーシー、リアン。奇しくもみんなLで始まる名前の作者三人の短編集ですね。クリスマスがテーマとはいうものの、設定が全く異なるので、続けて読んでもストーリーやキャラクターに混乱することはありません。印象的だったのは、どのお話もヒロインが自立してがんばって生きているということ、そんなヒロインにヒーローは惹かれていくこと、そして子供が何らかの形で関わってくることでした。やはりクリスマスは、家族と一緒に過ごす時間ですからね♪
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ひるね
ハーレクイン王道のハッピーエンドなお話が3編。一話目は吹雪に巻き込まれ人生最悪の危機にさらされたヒロインを偶然助ける事になったヒーロー。仕事も資産も人間関係も恵まれたパーフェクトヒューマンな彼に気後れする彼女が健気でかわいい。第二話、それぞれの伴侶を事故で失い傷ついた二人が再生していくお話。ヒーローの娘ティナが賢くてかわいくキュンキュンします。第三話もお子様が活躍。頑張り屋のママだから幸せのプレゼントがもらえるのです。クリスマスらしくハッピーエンドに向かって安心して読める一冊でした。
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3作品ともクリスマスの季節に傷心のヒロインをヒーローが時間をかけて癒していき、ハッピーエンドになってよかったと思える作品でした。困っている時に助けてくれるヒーローに惹かれていくヒロインの心情に感情移入してしまいました。
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モニター
ハラハラする始まりでした。クリスマスにまつわる短編が3作。どれも温かい気持ちになるものでした。
少女のころから書くことが大好きで、自分の楽しみのために作品を書きためてきたが、1980年、30歳で作家デビューを果たした。以降、情熱的なロマンスを中心に多くの作品を発表し、アメリカをはじめ世界各国で人気は高まる一方。とくに彼女の描くヒーローは世界中の女性をとりこにしている。現在も生まれ故郷のアラバマ州に夫とともに暮らしている。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ彼女は、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家。現在、家族とともに生まれ故郷のバージニアで暮らしている。コミカルでセクシー、かつ読み終えたあとも印象に残るような人物が登場する作品を好むという。そんな彼女を、超人気作家ダイアナ・パーマーも「ハーレクイン・ディザイアの作家陣のうちでもっとも優れた作家の一人」だと絶賛している。