ハーレクイン・シリーズ
アマリーはパリの管弦楽団のバイオリン奏者。 かつては神童と呼ばれ、卓越した才能を輝かせていたが、 ある出来事をきっかけに心を閉ざしたまま、今は面影もない。 いつものように楽屋でひとり練習に没頭していた彼女は、 突然現れたゴージャスな男性に声をかけられ、固まった。 彼はヨーロッパの小国、アゴン王国の王子タロスだと名乗り、 アゴン王の即位記念音楽祭でアマリーに演奏してほしいという。 そしてこうも付け加えた。断れば楽団は解散することになる、と。 なんて横暴なの! 演奏したくても……今の私にはできないのに。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月05日
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- 著者
- ミシェル・スマート
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- 訳者
- 朝戸まり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13207-9
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- 書籍番号
- R-3207
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モニター
アマリーはバイオリニストなのに人前で演奏が出来ないのはどうしてなのか、理由が途中でわかり納得しました。タロスも問題を抱えているのでなかなか上手くいかないのがもどかしくてしょうがなかったけど、ラストはとてもよかったです。
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モニター
お互い過去に心に傷を持った主人公たち。初めは強引な王子の態度も、過去のトラウマからなのかなと思う。ヒロインも自分が変わろうと思うことで周りも幸せになるとてもいいお話だと思う。
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モニター
祖父の為にどうしてもバイオリニストのアマリーが必要なタロスが非情な手段で演奏を承諾させたのに、アマリーの意外なトラウマを知って励ましながらも悩む姿はタロスの本質がみえて良かった。トラウマを克服できない、アマリーとの仲がなかなか進展しないところがハラハラさせられて面白かった。
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まるまるカレー
バイオリニストと王子の物語をモニターとしてお先に読ませていただきました。ヒーローは、自分の目的に使うために心を閉ざしたヒロインに選択の余地のない要求を突きつけます。でも徐々に彼女に惹かれ愛するようになりますが、自分も心に闇を抱えているため一歩が踏み出せません。それをヒロインの強さと愛で乗り越え、二人の心は結ばれます。勇気を出して心を開いてハッピーエンドとなりました。読んでいて心温まる内容でした。
イギリス人作家。ぬいぐるみより本を抱いて寝るのが好きだったというほど、生まれながらにして本の虫だった。まだ少女のころ読んだおとぎばなしに、ロマンスの片鱗を感じていたという。「本はいつも胸をときめかせてくれます。まるで初恋のように」と語る彼女は、自分の書くロマンスが、読者の心にもそんなときめきを届けてくれることを願っている。