ハーレクイン・シリーズ
シチリア大富豪の誤算
わが身の潔白を証明すれば、
愛する子供と引き離されてしまう。
亡き双子の姉が代理母出産した子を養うジェマイマのもとに、 ある日突然、父親を名乗る男性が訪ねてきた。 冷徹無比なイタリア人大富豪ルチアーノ・ヴィターレ── 世にも美しい琥珀色の瞳に軽蔑をたたえ、彼は言った。 「金だけ受けとり子供を連れ去るとは……きみはとんだ詐欺師だ」 なんと姉はジェマイマの名をかたって出産し、姿を消したらしい。 それでも私にとって、姉が遺したこの子が唯一の肉親だもの。 ジェマイマは愛する甥と離れたくない一心で、 母親になりすまし、シチリアにある彼の屋敷へ同行するが……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13206-2
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- 書籍番号
- R-3206
読者レビュー
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モニター
ヒロインの甥を大切に思う母性愛に感動。そんなヒロインを誤解したヒーローの勘違いっぷりもツボ! いつ真実が明かされるのかドキドキしながら読み進めました。個人的にはヒロインの育ての親が素敵な人たちで好きです。
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モニター
ヒーローの心の傷が女性というよりは人を素直に愛せない。そんなヒーローに対して素直で純粋なヒロイン。ヒロインは甥を愛しているがための嘘を重ね・・・。ヒロインの姉の嘘が発端で二人とも素直になれずに辛いけど、ヒロインの家族に向ける愛情が少しずつヒーローの心を溶かしていく感じがよかったです。ヒーローもヒロインを傷つける前に気づいて欲しかった。リンのヒーローなのでそこは最後に溺愛ヒーローに変身ですよね(笑)
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モニター
傲慢なヒーローに心優しいヒロイン、よくあるパターンですがぐいぐい物語に引きこまれました。なかなか心を開かないヒーローですがそれには事情があり…。まだかまだかとこっちが焦ってどんどんページが進みました。
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北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。