ハーレクイン・シリーズ

拾われた男装の令嬢
娘は男装の理由を告げられぬまま、恩人の伯爵を愛してしまった──
継母にいじめられ、召使いのようにこき使われているジェミーは、ある日、“おまえの結婚が決まった”と問答無用で言い渡される。紹介された貧相で好色そうな遠縁の老人を見て、彼女は決心した──こうなったら、かねて考えていたことを決行するしかないわ……。ジェミーは少年になりすますと夜陰に紛れて屋敷を逃げ出し、偶然会った伯爵リチャードの領地で庭師見習いをすることになった。万事順調と思われた矢先、先輩庭師に暴力を振るわれ、気を失ったジェミーはリチャードに助け出される。リチャードは庭師見習いの少年の体についた傷を確かめようと、そっとシャツを脱がせ……相手が少年でないことに驚愕した!
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月05日
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- 著者
- ジョアンナ・メイトランド
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- 訳者
- 吉田和代
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33249-3
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- 書籍番号
- PHS-149 (初版HS-196)
生まれも育ちもスコットランドだが、成人してからはイングランド及び海外で暮らすことが多い。システムアナリスト、会計係、公務員などの職業を経験、慈善事業にも携わっていた。結婚して子どもが生まれてから物語を書くようになったが、それがやがて歴史小説を手がけるきっかけになったという。