ハーレクイン・シリーズ
継母にいじめられ、召使いのようにこき使われているジェミーは、 ある日、“おまえの結婚が決まった”と問答無用で言い渡される。 紹介された貧相で好色そうな遠縁の老人を見て、彼女は決心した── こうなったら、かねて考えていたことを決行するしかないわ……。 ジェミーは少年になりすますと夜陰に紛れて屋敷を逃げ出し、 偶然会った伯爵リチャードの領地で庭師見習いをすることになった。 万事順調と思われた矢先、先輩庭師に暴力を振るわれ、 気を失ったジェミーはリチャードに助け出される。 リチャードは庭師見習いの少年の体についた傷を確かめようと、 そっとシャツを脱がせ……相手が少年でないことに驚愕した!
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月05日
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- 著者
- ジョアンナ・メイトランド
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- 訳者
- 吉田和代
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33249-3
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- 書籍番号
- PHS-149 (初版HS-196)
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映画館
とても面白くてぐんぐんお話の中に引き込まれてしまいました! 色々な事柄が絡み合うなかで、ヒロインとヒーローの勘違いも加わって最後までわくわく感が止まりません! ヒロインを守ろうとして反対にもっとややこしくしてしまう侍女や、なんともふわふわしているヒーローの母親と伯爵家の「呪い」・・。脇役も生き生きとしていていい味出してます。ヒロインの父親や継母や婚約者のえげつなさも加わり、一難去ってまた一難。恋と冒険と陰謀と・・ぜひ読んでほしいヒストリカルお勧めの一冊です。
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モニターAY
初めのうち、これでもかというぐらい不運だらけのヒロインですが、ヒーローと出会ってようやく幸せを感じられるように。シンデレラを地で行くストーリーでした。ヒロインのかわいらしさに、男の子と思っていた時も、ついつい気にかけてしまうヒーロー(笑)。結婚後も、悪役の暴走が止まらず、ハラハラさせられっぱなしで、とても面白かったです。
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モニター
ある事件からの展開でジェミーとリチャードが両想いでありながらお互いに気付かずすれ違う切なさや、想いが通じてからの微笑ましいやりとりを楽しんでいるうちにラストの方で話が思わぬ展開になって盛り上がり、つい引き込まれてしまい一気に読んでしまいました。ラストのジェミーとリチャードのお互いを強く想う姿が印象的でした。
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すてちゃん
どうして男装の令嬢なの?と思いましたが、読み進むと継母のいじわるな態度が原因とわかり、家から逃亡するのに男装するなんて、なんと賢いのだろうとヒロインが好きになりました。伯爵に拾われてからもハラハラドキドキの連続ですが、賢いヒロインだから、生きる事に対しても前向きだし、本当に伯爵に拾われて良かったなと思いホッとしました。
生まれも育ちもスコットランドだが、成人してからはイングランド及び海外で暮らすことが多い。システムアナリスト、会計係、公務員などの職業を経験、慈善事業にも携わっていた。結婚して子どもが生まれてから物語を書くようになったが、それがやがて歴史小説を手がけるきっかけになったという。