ハーレクイン・シリーズ
車中、ケイの神経は高ぶっていた。 隣にいるのは、数日前に仕事を通じて知り合ったばかりのハンサムな大富豪、ミッチェル・グレー。 仕事の話がある──そう彼に言われて昼食を共にすることにした。 だが彼は、それはケイを誘うための嘘だと明かし、 一人の女性と長く付き合う気はないが、と傲慢にも付け加えたのだ。 だまして連れ出すなんて! とんでもないプレイボーイだわ。 ケイの苛立ちをよそに、車は高級そうなレストランに到着した。 一泡吹かせてやろうと化粧室に行くふりをして逃げ帰ったケイだったが、 彼は強引に自宅まで押しかけてきて……?!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年12月20日
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- 著者
- ヘレン・ブルックス
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- 訳者
- 高田真紗子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年12月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42087-9
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- 書籍番号
- PB-187 (初版R-2007)
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一行目から面白いです。ケイが兄と電話中に心中で贈り物の値踏みをしている場面は爆笑。逆境にもミッチェルの強引な誘いにも負けず奮闘するケイを応援しながら読みました。一番の読みどころはクリスマス直前の大事件! どんなクリスマスになるのか、ハラハラしました。恋愛には冷淡なミッチェルが、ケイに巻き込まれていつの間にか寛大で素敵な人に変わっていくのも良かったです。笑いと熱い恋と元気をもらえる作品です。
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モニモニター
ヒーローに惹かれながらも母親であることを優先しようと頑なになるヒロインに対し、最初は強気で攻めながらも事情を知ってからはゆっくり時間をかけて関係を深めていこうとするヒーロー。グイグイ押してくる傲慢ヒーローも読んでいて面白いですが、今作のような落ちついた魅力のあるヒーローも素敵でした。
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モニター
グイグイ押しまくるヒーロー。包容力もあって、ヒロインの子供の双子もちゃんと可愛がっていて素敵だなと思いました。好きになった女性のことは子供のことも含めて、まるごと愛してくれるヒーロー。ヒロインが羨ましくなります。ヒロインのお母さんのお話もあり、ほっこりしてクリスマスにぴったりのお話だと思います。
イングランド中部ノーサンプトンシャー在住。敬虔なクリスチャンであり、家事や育児にいそしみ、3人の子供を育てた。書くことは長年の夢だったが、実際に執筆に取り組んだのは40代に手の届くころ。現在は次々に作品を発表している。