ハーレクイン・シリーズ
傷だらけのブーケ
知るべくもなかった……。
私が、彼の妻だなんて。
18歳のジーナは燃えあがるような恋に落ちてピーターと結婚した。 ところが、挙式直後に彼女は根も葉もない不義の疑いをかけられ、 激怒したピーターが一方的に婚姻無効を申したてた。 幸せの絶頂から絶望の淵に突き落とされたジーナだったが、 7年後、ようやく過去を乗り越えて新たに出会った男性と婚約し、 熱烈ではなくとも穏やかな愛に包まれて暮らしていけるはずだった── 突然、ピーターがふたたび目の前に現れるまでは。 ジーナはいまだ彼に惹かれている自分に気づいて心乱れた。 そんな彼女に追い討ちをかけるように、ピーターが言い放った。 「婚姻無効の申請はしなかった。つまり、君は今も僕の妻だ」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2016年12月05日
-
- 著者
- フィリス・ホールドーソン
-
- 訳者
- 秋庭葉瑠
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年11月17日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22446-0
-
- 書籍番号
- I-2446 (初版L-175)
読者レビュー
-
村崎巴
画廊を経営するヒロインは、父親ほども年の離れた作家と婚約中。娘時代にヒーローと束の間結婚していた彼女ですが、えっ、実は今も…!? 傲慢ヒーローに対する復讐としては、会心の一撃だったに違いない終盤になって、ようやく嵐が晴れたような安心感を得られます。ところで、ヒロインの親友は包容力があって頼もしく魅力的。生き生きとした親友に好感を持つ方も多いかも。スピンオフも読みたくなってしまいました。
-
モニター
もどかしくてヤキモキさせられたお話でした。めでたしめでたし、になりそうでならない(笑) 最後までハラハラドキドキしながら読みました。
同じテーマから探す
作家としても、女性としても、愛については大ベテランだと自負する生粋のロマンティストだった。6人の子どもを育てたのち、カリフォルニア州サクラメント市が提供していた執筆講座に参加。その5年後に書き上げた『薔薇はつぼみのままで』で、ついにロマンス小説家としてデビューした。以来、精力的に執筆を続けてきたが、2007年に惜しまれつつこの世を去った。