ハーレクイン・シリーズ
天使がつなぐ赤い糸
彼とは住む世界が違いすぎる。
何度も自分にそう言い聞かせたはずなのに。
「これは驚いた。まさか君とまた会うことになろうとは」 リンデンは思いがけないランダルとの再会に、顔を赤らめた。 新任の助産師として地元の名家の妊婦を担当することになったが、 まさかそれが彼の義妹で、しかも彼が当主だったなんて……。 ランダルとの出会いは忘れもしない。偶然乗り合わせた列車で、 なぜか彼女に皮肉めいた言葉を投げつけ、嘲笑したのだ。 リンデンは懸命に平静を装って挨拶の言葉を返した。 ところがどうしたことだろう、何度も屋敷を訪れるうちに、 彼女は自分が彼の姿を捜していることに気づいて愕然とする。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年11月05日
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- 著者
- アン・ウィール
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年10月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13202-4
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- 書籍番号
- R-3202
読者レビュー
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モニター
1960年に書かれたこの作品は、大変上品で、奥ゆかしさを感じました。初めの出逢いが列車の中で、ヒロインが見送りに来てくれた男性からキスされるのを、後に知り合うことになるヒーローに見られた上に、一緒の席に案内されてしまいます。更に、ヒーローを迎えに来ていた女性にヒロインとの出来事をおもしろおかしく話しているのを聞いてしまうことになります。この先どうなっていくのかは、実際に読まれることをお薦めします。
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よたきん
自立した若いヒロインが誤解を繰り返しながら最後には名家の実業家と結ばれる。ラブロマンスの王道です。ストーリーはわかりやすい。でもこの典型的なお話は女性だったらみんな大好き。陰湿ないじめやレイプなど嫌悪感を覚えるような内容は全くない、安心して読める内容。マシュマロみたいな甘くてふんわりしたお話に元気が出ます。
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ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることも多々あったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。