ハーレクイン・シリーズ
ソフィーは4年前、社交界デビューした矢先に母が急死して以来、 社交から退いて地方で父の手伝いをしてきた。 そんな彼女も22歳になり、そろそろ結婚相手を探してもいい頃だった。 最近、狩猟のためロンドンから来た貴族ジャック・レスターと知り合い、 何度か会ううちにほのかな想いを寄せるようになっていた。 やがて、再会を約束して帰っていったジャックを追うように、 ソフィーは胸を高鳴らせながらロンドンを訪れた。 だが、社交界を取り巻く噂が彼女の恋に暗い影を落とす── レスター家に嫁ぐには、充分な持参金がなくてはならないというのだ。 つましいわが身を思い、ソフィーは泣く泣く彼を諦めるのだった……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年11月05日
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- 著者
- ステファニー・ローレンス
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- 訳者
- 青山陽子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年10月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33247-9
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- 書籍番号
- PHS-147 (初版HS-6)
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モニター
お互いのことを好きなのに、そのことを伝えられない事情がそれぞれにあり、苦しんでいるソフィとジャック。特にソフィは恋心を諦めなければならないと思い、嘘をついてまでジャックから離れようとする。けれどもジャックに冷たい態度をとられると気落ちしてしまう。離れなければならないと思いながら離れたくない。そんな心の葛藤が表現されています。
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モニター
最初からお互いが気になるのに、ヒーローの事情を噂で聞き、避けようとするヒロインと追うヒーロー! すれ違ってしまっても、ヒロインを見守っているヒーローに安心しました。いとこの恋愛も同時進行していて2倍楽しめました。優雅な社交界に浸れて、現実を忘れられる1冊でした。
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モニター
どうしようもなく惹かれるジャックに対するヒロインの態度と気持ちと思いやりが、辛くていじらしく思いました。でもジャックの作法を大事にする思いやりとやきもちにもほほえましさを感じられました。二人をとりまく登場人物も温かく、気持ちよく読めます。社交シーズンの華やかさとしきたりも垣間見れ、楽しめました。
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るな
あらすじを読んで思いました、「そうよね、昔は持参金がないと結婚できなかったのよね」と。いったいどうやってその勘違いを解くんだろうと先を急いで読みました。最後にようやく勘違いが解消されました。全体的に面白かったですが文章の書き方が好みでないので個人的にはところどころ読みづらかったです。
セイロン(現スリランカ)生まれ。5歳のとき、一家でオーストラリアに移り住む。大学では生化学を専攻して博士号を取得。その後、夫とともにロンドンに渡った。4年間を過ごして帰国したのち、研究活動に従事しつつ、10代のときから愛読していたヒストリカル・ロマンス小説を書き始める。現在ではアメリカでも人気が沸騰し、ベストセラーリストの常連となっている。