ハーレクイン・シリーズ
16歳で両親を失ったレイシーはホワイトホール家に引き取られ、 そこで3人の子供たちときょうだいのようにして育った。 とりわけ兄と慕う長男コールに憧れをいだき、 寡黙で愛想のない彼がときおり見せる優しさに胸を躍らせた。 だが時代は非情にも、ふたりの運命を翻弄した── 出征が決まると、コールは「待っていてくれ」と言い残して旅立った。 レイシーはひたすら無事を祈りながら待ち続けたが、 帰還した彼は人を寄せつけなくなり、彼女をひどく戸惑わせた。 やがて、ある事件がもとでふたりは結婚を余儀なくされるが、 コールは初夜を最後に、妻であるレイシーに二度と触れなくなり……。
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- 頁数
- 416頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年10月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 野原はるか
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年10月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80086-2
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- 書籍番号
- PS-86
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モニター
プライドが高く人一倍責任感の強いヒーロー・コールは、苦境に立たされてもうまくレイシーに心を開けない。そんな不器用な彼にレイシーは細やかな心遣いを見せ、少しずつ心をときほぐしていく様は微笑ましい。その他の登場人物たちの物語、特にケイティー、フェイが愛する人へたどり着くまでの道程が読み応えがあった。最後にほんの少しだけ登場人物たちの未来が明かされるのだが、それが私にとって、D・パーマー氏からの心憎いプレゼントの様に感じた。
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ルナルナ
ボリュームがあるので、読み終わるまでに時間がかかるかなと読み始める前は思いました。しかし、読み始めるとヒロインたちの一途な思いと自分の本当の気持ちになかなか気付かないヒーローたちがもどかしくて、あっという間に読んでしまいました。純粋無垢なヒロインが新鮮でした。
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モニター
ヒロインのレイシーが、冷徹とプライドの塊のようになって帰還した無骨な夫・コールの隠す苦痛と迷いの核心に触れてゆく展開から目が離せず、460頁と長い作品をあっという間に完読。愛の描写も大変官能的です。全編とおして登場人物が皆生き生きと描写されており、特にコールがとても魅力的だと感じました。
シリーズロマンスの世界で今もっとも売れている作家の1人。総発行部数は4200万部を超え、各紙のベストセラーリストにもたびたび登場している。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続ける。大の親日家として知られており、日本の言葉と文化を学んでいる。ジョージア州在住。