ハーレクイン・シリーズ
「僕と結婚してくれ」 清掃スタッフのキーラは掃除に入ろうとした客室のドア口で息をのんだ。 最高級の部屋にたたずむスーツ姿の美しい男性から突然求婚されたのだ。 聞けば、家庭人としか契約しない古風な取引先を説得するため、 独身貴族の彼はやむなく形ばかりの結婚相手を探しているらしい。 父を亡くし、借金を抱えた母を懸命に支えるキーラにとって、 報酬をはずむという彼の提案は救いの手だった。 だが、その魅力的な男性が名乗った瞬間、雷のような衝撃が走った── クリスト・キリアカス、この巨大ホテルチェーンを支配するCEO。 答えを迫る彼の真剣な瞳に内心震え、キーラは思わず背を向けた……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年10月20日
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- 著者
- ジェニファー・フェイ
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- 訳者
- 松島なお子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年10月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22439-2
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- 書籍番号
- I-2439
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ひろみーん
契約で婚約者になるキーラ。相手はお金持ちで、ハンサムでたくましいホテル経営者。誰でも夢見る理想の王子様。完璧なプロポーズの言葉、情熱的な口づけ。本気なのか、演技なのか、こちらもドキドキしてくる。仕事で忙しい彼の演技ではない優しさにも気付かされ…次第に二人に幸せになって欲しいと願っていました。お互いのことを本心では想い合う二人がどうなっていくのか、最後までハラハラさせられました。
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てぃか
「僕と結婚してくれ」って、始まりは唐突な出会いだったけれど、優しいヒーロー、ヒロインがお互いを思いやり、徐々にひかれあっていく姿に、読んでいて心がほっこりしました。お互いを思いやるからこそ・・・最後にどんな展開が待ち受けるのかとても楽しみな作品です。
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モニター
傲慢ギリシア人ヒーローかと思って読み始めたら、アメリカ育ちでヒロインと目が合う度にすぐキスしたくなるいいやつヒーローでした。後半は結構してましたね。個人的にアメリカ人ヒーローとメロメロヒーローが好きなので、読んでいて楽しかったです。ヒロインも大声出してすぐ怒ったりしない可愛い感じのギリシア系アメリカ人です。舞台がギリシアで特に嫌な人間も出ないし、何気に一目惚れだし、結構さくさく進むので、疲れた時などに読むのに向いている可愛い話でした。
ハーレクイン主催の新人大賞で2度最終候補に選ばれたのをはじめ、アメリカロマンス作家協会によるリンダ・ハワード優秀賞の最終候補やその他新人コンテストでの大賞受賞歴は枚挙にいとまがない。物心ついたときから本の虫だった彼女にとって作家になることは夢で、楽しくて心温まる物語を書くのが得意。アメリカのペンシルベニア州で夫と娘と2匹の猫と共に暮らす。