ハーレクイン・シリーズ
北欧王家の末裔ポーシャは、地中海の島国アルマで若き国王ファン・カルロスの戴冠式に列席した。 なんてハンサムで堂々とした方なのかしら。 彼とワルツを踊ったあとデートを申し込まれ、ポーシャは胸を高鳴らせる。 翌日、彼の完璧なエスコートで豪華な食事を楽しみ、 帰りのリムジンで情熱に満ちた彼のキスに身を委ねた。 「きみを愛している、プリンセス。結婚してほしい」 プロポーズを受け、幸福に酔いながら結婚式の準備を始めた彼女はしかし、 衝撃的な事実を知る──ポーシャの先祖は王族ではなかったのだ。 ああ……わたしは彼の花嫁にはなれないの?
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2016年10月05日
-
- 著者
- シャーリーン・サンズ
-
- 訳者
- 北岡みなみ
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年09月17日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51726-5
-
- 書籍番号
- D-1726
-
- ミニシリーズ
- 地中海のシンデレラ
-
桜
激しい欝展開は少なめなので、終始落ち着いて穏やかに恋模様を楽しめました。エピソードや情景も多彩で、まるで1本の映画のよう。特にラスト、そしてエピローグにかけてのシーンは読みながら映像が自然に目に浮かんでくるほど自分の中で盛り上がり、集中出来ました。美しく、時にせつなく、甘いお話で良かったです。
-
モニター
前回の恋愛で辛い経験をしたヒロインに一目惚れをしたヒーロー。物語のテンポも良く、最後の方では、身分違いの恋はどうなるの?って場面で、ヒーローを思うが故のヒロインの行動には心打たれました。全体としては、穏やかで温かな気持ちにさせてくれるロイヤルストーリーです。そしてシリーズ最終話にふさわしいハッピーエンドでした。
-
ハーミ
シリーズものなので、これまでの情報を理解するのに時間がかかるかなと心配しましたが、この本から読んでも十分理解できる内容でした。上流階級の優雅な時が流れています。途中に探索の旅という冒険もあります。しかし、しっかり大人なシーンの描写もあり、国王とポーシャが親密になっていく様子が分かります。紆余曲折ありますが、2人が同じ未来を歩めるよう動いていく過程をお楽しみ下さい。
少女のころからロマンス小説の大ファンだったという彼女は1995年に小説を書きはじめ、今やUSAトゥデイのベストセラーリストに名を連ねる作家となった。これまで数々の受賞歴を誇る。2人の子供の手がすでに離れたので、彼女にとって生涯の“ヒーロー”である夫とともに、週末のディナーや映画に出かけるのが何よりの楽しみだと語る。カリフォルニア在住。