ハーレクイン・シリーズ
背の高い、全身黒ずくめの男性が振り返るより早く、 メイジーには誰が現れたのかがわかり、はっと息をのんだ。 5年前、旅行先で一夜をともにしたイタリア人富豪のロメオは、 私の名前以外、なにも知らないはず……。 どうして彼は、私がダブリンにいるとわかったの? まさか、あの夜で妊娠したのを知った? 突然現れたロメオの要求は、息子との面会だけではなかった。 なんと、すべてを捨てて僕と結婚しろとメイジーに迫ったのだ。 「その子は命を狙われている。僕にしか守れない」と言って。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年09月20日
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- 著者
- マヤ・ブレイク
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- 訳者
- 松本果蓮
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年09月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13191-1
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- 書籍番号
- R-3191
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モニター
疎遠になっていた父親の死により、自分に子供がいることを知るヒーロー。なぜヒーローは継続的な関係は必要ないと言いながら、子どもの存在がわかった途端に父親であることの権利を主張するのでしょうか。覚悟を持って子どもを育てているヒロインが戸惑うのも無理はないと思います。でもこのお話では、行間にヒーローのヒロインを愛する気持ちが見えるので読んでいてほっこりしました。エピローグでは、ヒーローの本当の姿が…。ぜひ楽しみにしながら読んでほしいです。
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hal
複雑な生い立ちから、愛を信じられない傲慢大富豪がヒーローです。ヒロインもまた、親から愛されなかったトラウマを抱えています。愛を怖れてヒロインからダッシュで逃げてしまうチキンなヒーローですが、子どもとヒロインとの暮らしの中で、愛に向き合うことができました! 前作の『疑惑のイタリア大富豪』も読んでみたくなりました。
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トトロまま
今回、初めてマヤ・ブレイクさんの作品を読まさせて頂きました! メイジーが一人で出産し子育てしながら仕事も頑張っている姿は同じ女性として、母として、仕事人として一口では言えない苦労と喜びがあり、共感できました。突然現れたロメオを素直になって受け入れるまでの女性としての心情と、子供の父として認めるまでの心情がとても切なく情熱が伝わってきました。ロメオの強引っさの中に愛情があり、幸せが待っていてくれて良かったです! ワクワクドキドキして幸せを分けてもらいました。
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モニター
ヒーローは親の愛情に恵まれず、苛酷な生い立ちであるため、傷つくまいとすぐに殻にこもってしまうので、ヒロインは振り回されっ放し。冷酷そうにふるまうヒーローですが、優しさが見え隠れしていて、子どもには大甘なパパです。アヒル池をねだられた場面では、思わず笑ってしまいました。ここぞの場面で口下手なヒーローに、ハラハラしつつ、心温まるおすすめの一冊です。
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モニター
ヒーローの名前に聞き覚えがあると思っていたら、『疑惑のイタリア大富豪』のヒーローの親友の話でした。前作も好きだったので、嬉しかったです。この作品だけでも十分楽しめますが、両方の作品を読むことをおすすめします。2組のロマンスとともに男同士の友情も堪能できますよ。個人的には、物語の最後に描かれていた三年後の情景が、お気に入りです。
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miaka
主人公二人の心の動きが丁寧に書かれてます。親の愛情に飢えた二人が、一生懸命に自分の子に愛情を注いでいて、なんか親の目線で読んでしまいました。ハーレクインの燃えるような恋愛を読みたい人には、ちょっと物足りないかもしれません。
イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。