ハーレクイン・シリーズ
スペイン大富豪の結婚劇
偽りの夫を愛しているふりは難しくない。
なぜなら彼を本当に愛し始めているから。
辣腕実業家サントスのオフィスを訪ねたジョージナは、 開口一番に言った。「ビジネスとして私と結婚してほしいの」 初対面の相手にこんな大胆な提案をするなんて、人生初の快挙だ。 サントスの弟と結婚の約束をしているジョージナの妹の話では、 彼ら兄弟の亡父の遺言で、家業を継承するのは先に結婚した者のみ。 サントスが弟の結婚に猛反対しているのは、そのせいだという。 大切な妹のため、姉として便宜結婚を申し出るのは自然なことよ。 思いつめた様子のジョージナを品定めするように眺めていた彼が、 不敵な笑みを返した。「僕に必要なのは偽ではない“真の妻”だ」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年09月05日
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- 著者
- レイチェル・トーマス
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- 訳者
- みずきみずこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年08月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13185-0
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- 書籍番号
- R-3185
読者レビュー
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ヒーローは、やり手でハンサムなお金持ち。ヒロインも、死別した夫から莫大な遺産を相続し、社交界を賑わす計算高い女と思われています。シチュエーションは派手で豪華。ですが、互いに惹かれつつも、社会的地位や色々経験したが故に素直になれない二人が、段々可愛く思えます。非日常も味わいつつ、恋して戸惑ったりカッコ悪いのは皆同じ、という共感も持てました。スレ違いや、ハラハラする感じが好きな方にオススメです。
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10代の頃、彼女の人生の大半を占めていたのはハーレクインの小説だった。その後、自身でも小説を書いてみるが挫折。2008年から本格的に執筆を始め、2013年にはハーレクイン主催の新人作家コンテストのファイナリストに選ばれた。現在はウェールズ在住。執筆と農作業の合間には、写真を撮ったり、城や歴史的な建造物を訪ね歩いたりして過ごすという。