ハーレクイン・シリーズ
富める者と貧しき者──線路を境に、マーゴの住む町は二分されていた。 貧しい地区に生まれたマーゴは少女のころから裕福な一族出身のジョーダン・メリックに心ひそかに憧れていた。 けれども17歳のとき、その淡い恋心は無残にも打ち砕かれた。 仕立ての仕事をする母の使いでメリック邸に注文の品を届けに行くと、 応対に出たジョーダンの口から、ひどく侮辱的な言葉が放たれたのだ。 「町の向こう側の子か。御用聞き用の出入口を使うべきだ」 以来、マーゴは町の富裕層を嫌悪し、かかわり合いを避けてきた。 ところがそれから7年後、彼女が看護師として働く病院に、 上級外科医としてジョーダンが新たに着任することになるとは!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年09月05日
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- 著者
- イヴォンヌ・ウィタル
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- 訳者
- 山本泉
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年08月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22434-7
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- 書籍番号
- I-2434
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ひろさく
貧富の差や出自にこだわるヒロインに、ヒーロー以上に焦らされました。とくに窮地に駆けつけるヒーローの自信たっぷりな魅力にヒロイン同様に徐々に惹きつけられるにつれて。ハーレクインの典型的なストーリー展開が面白く、ようやくわだかまりが解けて一安心。俗物なヒーロー母が一言詫び、彼の幸せのために力を借りたいと答えるヒロインが素敵です。脇を固める友人夫妻・弟がいい味を出していて『結婚ゲーム』も読みたくなりました。
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るきあ
ヒロインが過去にヒーローから受けた発言に傷つきトラウマ的な思いを持ちつつも、心の奥底でずっと思い続けていることを認めたくない・・・でも・・・! という揺れる想いにこちらまでドキドキしてしまいました。ヒロインの身に起こる数々の不幸な出来事も情熱的に包み込んでくれるヒーローの男らしい優しさには思わずため息が出てしまいました♪ 2人の心の駆け引きにもどかしい気持ちになりながらも応援せずにはいられません!
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モニター
初恋のヒーローを想いながらも、貧しい育ちに引け目を感じ素直になれないヒロイン、マーゴ。嫌なライバルも登場し、次々と試練が待ち受けます。ヒーローが助けてくれるのに素直になれないせいでなかなか幸せになれません。最後にはネックになっていたわだかまりが解けハッピーエンドになりホッとしました。
南アフリカ生まれ。70年代後半から90年代初頭にかけて活躍した作家。独特な雰囲気をもつ南アフリカの各地を舞台に男女の愛のもつれを描いた作品は、今なお絶大な人気を誇る。