ハーレクイン・シリーズ
ポルトガルの花嫁
親友アナの故郷、ポルトガルのミーニョは美しいところだった。キャサリンはすっかり魅入られてしまった。果てしなく続く葡萄棚、強い日差しに輝く花々、風格のある屋敷。そして、アナの兄エドゥアード・バローズ。ポンタレグレ伯爵の称号を持つ彼は、キャサリンを見た瞬間、立ちすくみ、微笑を凍らせた。少年のころの初恋の人に彼女がそっくりなのだという――二十三年前、若くして投身自殺したイザベルに。エドゥアードを知るほどに過去の亡霊はキャサリンの心を苛んだ。彼は私がイザベルに似ているから親切にしてくれるだけ。だが運命は二人をさらに複雑な人間模様へと導いていった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年09月05日
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- 著者
- キャサリン・ジョージ
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- 訳者
- 千里悠
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73803-5
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- 書籍番号
- C-803 (初版I-892)
読者レビュー
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ウェールズ生まれ。早くから熱心な読書家で、その情熱はやがて書くことへと向いた。エンジニアと結婚し、九年間ブラジルに暮らす。その後、息子と娘の教育のためにイギリスに滞在することがふえ、一人で過ごす夜に小説を書くようになる。執筆や読書の合間に料理やオペラ、骨董品を見て歩くことを楽しんでいる。