ハーレクイン・シリーズ
アナは旅の途中で所持金を盗まれ、働き口をさがしていた。 ようやくある屋敷の家庭教師の職を見つけ、面接に行く途中、 アナは海で溺れた少女を救い、そのまま意識を失ってしまう。 気づくと、彼女は豪奢な屋敷で寝かされていた。 そばで当主のリチャードが、娘の命の恩人である彼女に冷ややかな目を向けている。アナは、はっと気づいた。 彼とは先日、偶然出会っている。しかも、キスまで奪われて……。 この人は、私が愛人志願で現れたとでも思いこんでいるんだわ。 なんて傲慢なの! 私は家庭教師になりたいだけなのに。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月05日
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13181-2
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- 書籍番号
- R-3181
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ロマンス大好きママ
アナは素敵な女性で、働きながら一人旅をしてリチャードと運命的な出会いをしたけれど、どうなるのか心配しました。リチャードの娘のクリシーが海で溺れたのをアナが危険をかえりみずに助けるなんてスゴいと思いました。クリシーの家庭教師としてのアナは気さくでクリシーの心に入り、母親のように見守っていてとても23歳には思えないです。リチャードを好きな気持ちを隠すところも切なくなりました。リチャードはアナには辛くあたったりキスしたり、気持ちがよくわからなくてじれったくなりました。
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モニター
最初の出会いは最悪、二度目の再会も最悪。なのに、ヒーローの娘の家庭教師になり、さらに妻になるという一見シンデレラ―ストリーだけれど、それで終わらないところが面白い。ヒロインは愛ゆえに思い悩みながらも、最後にはヒーローと思いが通じてよかったです。ハラハラ・ドキドキが楽しい作品でした。
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モニター
どちらも頭に血が上がりやすいアナとリチャード。その気はあっても二人だけではハッピーエンドなどとても望めない感じですが、周囲にいる人たちのフォローもあって二人の仲が発展していきます。脇の人物たちの人となりがそれぞれとても丁寧に書かれていることでストーリーに深みが出て、まるで良質なドラマを見ているようでした。
南アフリカ出身。帰国途中だったニュージーランド人男性と出会い、一度は国へ帰ったがすぐに引き返してきた彼と半年後に結婚した。上の3人の子供を南アフリカで、下の2人をイギリスとオーストラリアで産む。作家になるのは幼い頃からの夢で、夫とともに世界中を巡ってきた経験を生かした作品を書きつづけている。現在はオーストラリアの海を望む家に暮らす。