ハーレクイン・シリーズ
新婚当時、シャーロットは良い妻にはなれなかった。 大富豪の夫ラウルに甘やかされ、自分を見失ってしまったのだ。 結局、夫婦関係は壊れて別居となり、もう2年がたつ。 いまシャーロットは障害児の施設で身を粉にして働き、 以前とは別人のように、地に足のついた生活を送っていた。 もう昔の私に戻るつもりはない。でも、夫に会わなければ……。 実は施設は困窮していて、すぐにも金銭的援助が必要なのだ。 恥を忍んで金の無心に来た妻に、容赦ないラウルの言葉が飛んだ。 「資金は出す。だが4カ月間、昼も夜も完璧な妻として尽くすんだ」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月05日
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- 著者
- ミシェル・スマート
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- 訳者
- 井上絵里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13179-9
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- 書籍番号
- R-3179
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モニター
自分に自信のないヒロインが頑張っている姿がとてもけなげで、早く認めてあげて!とおもいつつ読みました。ハラハラさせられましたが、最後にヒーローが気づくことができて本当によかったと思いました。
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かおかお
『スペイン大富豪の完璧な妻』と言う題名に、きっとスペインの男性が女性を振り回すのかなと思って読み始めました。シャーロットが、自立した女性として夫のラウルと対峙していく様子が生き生きしてぐいぐい読ませます。この夫婦の過去からの呪縛が解けて時間が流れ出す様が、心に沁みました。幸せはとても勇気がいるのですが、シャーロットもラウルも一生懸命に掴もうと頑張る姿に共感が持てました。青い鳥は必ずいると思える物語でした。
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モニター
読みやすい文章と丁寧な描写で物語に引きこまれ一気に読みました。ヒーローもヒロインもとても魅力的で良かった。
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もにたー
生い立ちと境遇の違いに逃げ出した妻。支援する施設の窮状を救う為に2年ぶりに夫の元へ。夫は条件として4カ月間、完璧な妻として傍にいることを要求する。2人とも父親との精神的なトラウマを持ち、お互いの本心を知らずにすれ違ってきました。養護施設の支援を通してお互いの本当に望むものを理解し心を通わせていきます。結構ホットなシーンもありますが、2人の関係修復の絶妙なスパイスとして描かれています。
イギリス人作家。ぬいぐるみより本を抱いて寝るのが好きだったというほど、生まれながらにして本の虫だった。まだ少女のころ読んだおとぎばなしに、ロマンスの片鱗を感じていたという。「本はいつも胸をときめかせてくれます。まるで初恋のように」と語る彼女は、自分の書くロマンスが、読者の心にもそんなときめきを届けてくれることを願っている。