ハーレクイン・シリーズ
和平のため敵対するマッキントッシュの城を訪れた族長の娘ベラは、 花婿候補として、2人の男に引き合わされた。 寡黙で野性味溢れるブローディ。女あしらいの上手い美男子ケイラン。 氏族同士の争いに終止符を打つには、どちらかと結婚しなければならない。 だが翌朝、ベラの弟が殺害され、犯人と断罪されたブローディは即刻追放、 ケイランが次期後継者に指名された。 4カ月後、ケイランとの婚礼を翌日に控えた嵐の夜、 突然、ベラの寝室に侵入者が──! 暗く険しいブローディの視線に瞳をとらえられた次の瞬間、 ベラはたくましい腕で軽々と抱えあげられ……?!
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月05日
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- 著者
- テリー・ブリズビン
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- 訳者
- 深山ちひろ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33240-0
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- 書籍番号
- PHS-140
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モニター
いつか読みたいと思っていたハイランダーもの。荒々しい原野の風景とストーリーが映画を観ているようで、一気にその世界に引き込まれました。惹かれてはいけない者同士ですが、激しい戦いのなかで本当の姿を知るうちに心の支えになっていく過程がとても丁寧に書かれていておすすめできる作品です。
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うるうる
テリー・ブリズビンの作品は数年前に何冊か読んだことがあり、個人的には設定が重いものと、落ち着いた雰囲気でとてもおもしろく大当たりだったものとがあるイメージでした。今回の本は後者でした。ヒーローもヒロインも落ち着いた大人な性格で、設定的にはケンカばっかりするパターンかと思いましたがそうではなく、安心して読めました。お互い惹かれあう気持ちに逆らわず、多少のいざこざがあっても大きな障害にならず穏やかに愛情と信頼が育ち、とても読みやすかったです。内容が暗かったり、いつも言い合っているロマンス小説はあまり好みではないのですが、この作品はとても良い読後感でした。
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モニター
賢く優しいヒロインと寡黙で逞しいヒーローの王道的なお話でした。部族間の敵同士の和解をとても楽しく読みました。主役二人のロマンスがストーリーに程よくミックスされて、さすが実力のある作家様だと思いました。読み終わった後、二人にはこれから先ずっと幸せに暮らしてほしいと感情移入してしまうほどヒーロー、ヒロインが優しく素晴らしく、お互いに惹かれあうのも納得でした。夏の暑い日に涼しい部屋でハラハラドキドキしながらゆっくり読書するにはもってこいの作品でした。
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ゆきりん
ヒストリカルは大好きで今までリージェンシーばかりでしたが、今回はじめてハイランドを舞台にした物語に出会いました。ハラハラドキドキで一気に読みました。別世界を登場人物達と冒険できました。面白かった。
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モニター
初めてのヒストリカルです。どちらと結ばれるのかな?と、ドキドキワクワクしながら、楽しませて読ませて頂きました。ヒロインの愛馬がかわいかった。馬に乗りたくなりました。クライマックスまでが長い、長い。早く倒しに行こうぜ! っという気持ちで読み進めて行きました。読み始めたら面白くて止まらない。ヒーローがヒロインの弟の敵を倒すところを楽しみにしてました。グリゴールとデヴォジラの関係も気になりますが、ヒーローの親友ロブの縁談が気になる所で終わっています。続編があるのかしら?楽しみにしています。
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みきみき
タイトルには「美しき獲物」とありますが、ヒーローはただ奪うためだけにヒロインを攫ったのではなく…。中世のハイランド物です。ヒーローは殺人の汚名を着せられ追放されるのですが、ヒーローが高潔で人格者で、しかもヒロインにべたぼれです。自分たちの立場や使命に縛られ、敵同士である二人の思いはどうなるのか、物語の世界に入り込み、あっという間に読み終えました。今作でも重要な役割を果たしたヒーローの親友の政略結婚の話が最後に匂わされていて、スピンオフが今から楽しみです。
英国の歴史が大好きで、タイムトラベル物やヒストリカルロマンスを執筆。3度にわたりRITA賞の最終選考に勝ち残った経歴をもつ。妻として、3人の息子の母として、また歯科衛生士としても多忙な日々を送っている。