ハーレクイン・シリーズ
黒猫
サビーナは19歳。父が決めた婚約者のニコラスは45歳。 結婚式は2カ月後に迫っているというのに、なぜか心がざわつく。 一人になって考えたくて、サビーナはスコットランドへ旅に出た。 ネス湖の湖畔をサイクリングしていると、にわかに濃霧が広がり、 気づけば彼女は森の中にさまよいこんでいた。 ようやく山小屋を見つけて安堵するが、扉を叩いても反応はない。 すると窓辺のカーテンが揺れ、小さなふたつの緑の目が光って、 思わずサビーナは悲鳴をあげた。 「サタンはお節介やきが嫌いでね」背後からの声に振り向くと、 目も覚めるようなハンサムな男性が彼女を訝しげに見ていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月20日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 加藤しをり
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年08月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42076-3
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- 書籍番号
- PB-176 (初版R-287)
読者レビュー
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モニター
“ロマンス・タイムマシン1983”と30年以上も前の作品ですが、傲慢ヒーローと若きヒロインの駆け引きにハラハラさせられながら一気に読んでしまいました。今では使われなくなった言い回しがあったり、30年前を思い出すいい機会になりおすすめです。猫のサタンがいい味出してました♪
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モニター
無垢なヒロインと、心に苦悩を抱えたヒーローとのロマンス。お互いの立場や人間関係を乗り越えていく、力強く心温まる作品だと感じました。1983年初版のリバイバル発行! その時代の良さを感じました。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年に見事デビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、2015年にはアメリカロマンス作家協会から、その功績を称える功労賞を授与された。エリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている。