ハーレクイン・シリーズ
大富豪と望まれぬ娘
茂みに捨てられていた赤ん坊の私に、
誰も愛を注いでくれなかった……。
生まれてすぐ実の母に捨てられ、冷たい祖母に育てられたペネロープ。 早く自立したいと仕事に打ちこんできた彼女は、 あるとき重要な顧客の結婚式の企画をすることになった。 この一世一代の大仕事を必ず成功させようと強く思うが、 土壇場で花嫁が盛大な花火を上げたいと言いだしたため、 困ったペネロープは世界的な巨大企業に協力をあおぎに行った。 ところが、責任者に会わせてほしいと受付係に願い出たものの、 CEOのレイフ・エドワーズが興味を持つはずがない、と言下に断られた。 すると「それは本当か? どうして?」という男性の声がし、 振り返ると、レイフ本人が興味深げにこちらを見つめていた──。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年08月20日
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- 著者
- アリスン・ロバーツ
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- 訳者
- 藤倉詩音
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年08月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22431-6
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- 書籍番号
- I-2431
読者レビュー
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ミダヤン
仕事で素敵な出会いがあるなんていいなぁと羨ましく思いました。ですが仕事の顔とプライベートで見せる顔は誰しも違いますよね。ヒロインと大富豪のヒーローは生い立ちや幼い頃の境遇が似ているので、魂が共鳴する部分があったのだと思います。徐々にお互いの素顔が分かって距離を縮めていく姿がいいですね。やっぱりハッピーエンドが一番です。
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モニター
傷つきやすいペニーと、幸せになれるはずがないと思っているレイフ。共通項が全く無さそうでとても似通ったふたり。お互いに抱えた孤独と、ふたりが互いを想う気持ち、特にレイフがペニーに抱く想いが羨ましかったです。
ニュージーランド生まれの彼女は父親の仕事の関係で5歳のときから海外生活を経験した。帰国ののち小学校教師となり、医師の夫と結婚。クライストチャーチに移住後は医療関係の仕事に携わる。夫とスコットランドに滞在していたとき、小説を書き始めた。現在は救急隊員の資格を取るべく訓練中で、執筆の合間には、可能な限り現場に出ているという。