ハーレクイン・シリーズ
悪夢のあとには
記憶をなくしたら
リンの顔にはまだ、元夫の暴力による醜い傷跡や痣が残っていた。最後に受けた暴力はとくにひどく、病院で目覚めたときには、記憶まで失っていた。男性への恐怖心はいまだに消えなかったが、リンは立ち直ろうと、友人の兄キャルの牧場で家政婦として働きはじめた。キャルは元夫とは違い、ことあるごとに彼女をいたわってくれる。いつしかリンは、たくましいキャルに恐怖を感じなくなり、抱いていた感謝の気持ちも、愛に変わっていった。だがそんなとき、元夫の死体が発見され、リンは殺害容疑をかけられてしまった。記憶も戻らず、自分が殺人者かもしれないという思いに彼女は悩む。キャルへの愛も空回りするばかりで……。★“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。★
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年06月05日
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- 訳者
- 逢坂かおる
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- 定価
- 628円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 9784596761675
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- 書籍番号
- HR-167
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- ミニシリーズ
- 記憶をなくしたら
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