ハーレクイン・シリーズ
シャーロットはかつて、身分違いのせいで地中海の国の皇太子ルカとの恋を引き裂かれた。今、10年ぶりに晩餐会の会場で偶然再会した彼は“もう身分には縛られない”と、シャーロットに花束を贈り豪華なディナーに連れ出す。孤島の贅沢な別荘で、めくるめく時を過ごすふたり。だが、彼女は衝撃の事実を知る。ルカに婚約者がいるなんて!
許嫁の砂漠の首長タージに恋していながら、彼が望むのは政略結婚と知り家を飛び出したアンジェリーナ。3年後、彼女はナニーとなっていたが、タージがふたたび現れた夜、誘惑に抗えず純潔を捧げる。妊娠がわかるとすぐさま宮殿に連れてこられ結婚を迫られるが、彼に惹かれれば惹かれるほど、愛されぬ妻となることに耐えられなくなり……。
サマンサが巨大メディア企業の採用面接で会った新たなボスは、元同級生のジャックだった──かつてたった一度だけ、至高の夜をともにした相手だ。力強さと自信がみなぎる完璧な肉体も、魅力的な笑顔もあのときのまま。今や社長の彼は、すぐさまサマンサを雇い入れた。でも……彼との熱い一夜の余韻を忘れ、仕事に集中できるかしら?
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- 頁数
- 352頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月05日
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- 定価
- 1,284円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80629-1
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- 書籍番号
- Z-29
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モニター
『逃避行は地中海で』『砂漠の一夜の代償』は50~60ページの短編。どちらもヒーローが皇太子だったり、首長(シャイフ)だったりと、責任ある立場ゆえに過去にヒロインと別離しています。それぞれのカップルの再会と忘れられずにいた情熱が織り成すロマンスです。『ボスは放蕩社長』はタイトルから想像する単純なオフィスラブにとどまりません。企業を揺るがすトラブル(というよりもはや刑事事件?)がからみ、物語をおもしろくしています。ロマンスだけが全てではなく、ヒロインが社会で活躍する女性だったり、ヒーローと協力して問題を解決していったりという、こういうストーリーは爽快感があって好きですね。
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モニター
毎回サマー・シズラーが大好きで楽しみにしています。3人の作家さんの新作短編集なので読みやすくてお得です。毎回読み終わると長編の別の作品を読んでみたくなります。今回はメイシー・イエーツさんの作品に特に私はハマってしまい、あっという間に読んでしまいました♪オススメです。
祖母がガレージセールで買ってきたハーレクインのロマンス小説を初めて読み、将来はシークかプリンスと絶対に結婚すると心に誓う。その後、軍人と結婚。クレムリンを訪問したり、地球の反対側にある火山を探索したりといった世界中を飛び回る生活を送ることになる。有望なロマンス小説に贈られるゴールデン・ハート賞で2008年度、最終選考まで残った。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。
USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連である人気作家。ユーモアがありながら情感に満ちた作品をこれまで100冊以上執筆しているが、それでも物語のアイデアが尽きることはないと言う。アメリカ北西部在住。