ハーレクイン・シリーズ
一家の破産を救うため、父の言うなりで婚約したエヴァは、 今夜、豪華な婚約披露宴の主役を務めながらも心は塞いでいた。 宴もたけなわの頃、突如夜空から1機のヘリが降り立った。 ザッケオ・ジョルダーノ! エヴァは思わず目を疑った。 元婚約者の彼はある事件を起こして、投獄されたはず。 どよめく招待客を前に、ザッケオは顔色一つ変えず言い放った。 「僕は君の父親に嵌められて投獄された。今度は君に父親の罪を償うため、僕の妻になってもらう」 言葉を失ったエヴァを抱き抱え、ザッケオは会場から飛び去った。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月05日
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- 著者
- マヤ・ブレイク
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- 訳者
- 山本みと
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13173-7
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- 書籍番号
- R-3173
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- ミニシリーズ
- 7つの愛の罪
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guriko
始めは、作品名から「ハーレクインだけど、推理っぽいか法廷物?」と思いながら読み進めると、段々気分がモンテクリスト伯じゃないけど報復物になって、更に読み進めると何となくハーレクインぽくなって、互いに憎からず思っているのに、何かがいつも邪魔をする。ヒロインの決断に至る苦悩の数日はつい涙を誘われ、急転直下のどんでん返しでオチが付いた。ヒストリカルが好きで現代物って一寸苦手な私だけど、読後感はすっきりさっぱりでした。
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モニター
お互い愛し合っているのに誤解したまま物語が進み、終盤で怒涛の告白合戦、そして幸せなほのぼのとしたエピローグ! 私の苦手なパターンの王道ロマンスでしたが、この作家さんはうまいですね。おもしろくて一気読みしてしまいました。ヒーローもヒロインも魅力的で好感持てたしホットな場面も上品だったし読後感も良かったです。王道ロマンスを久しぶりに堪能しました。
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みみケセラセラ
愛しあっていたのに信頼を築く前に家族の裏切りで離れてしまった二人。密かに裏切られた過去がある為に素直になりきれずハラハラしました。深く愛しあっていたからこそ裏切られたという気持ちが復讐へと変わったんだと思います。上手く収まるところに収まって良かったです。
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エアロ
いわれのない罪で投獄され復讐に燃えるヒーロー、父親の罪を知らずにヒーローに裏切られたと思っていたヒロイン。そのヒロインには秘密があって…。最初は心が離れていた二人が、いつ、どこで混じり会えるのかとハラハラしながら楽しんで読みました。この作家さんの他の作品も読んでみたいと思っています。
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モニター
信じていた事が偽りだったと知った時、心の糧が崩れ去ってしまった二人。真実を知ってからの苦悩、自分との戦い、葛藤…でも最後には幸せになれてよかった。
イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。