ハーレクイン・シリーズ
それは、6歳のサマラにとってむごすぎる現実だった。 彼女の父が統治するジャハールと隣国のカドラが争い、 父は死亡。サマラと母はすんでのところで国外に逃れた。 その後、逃避行の途中で母も亡くなり、彼女は天涯孤独となった。 21歳になったサマラはいま、カドラの宮殿に密かに忍び込み、 国王フェランへ復讐する機会を狙っていた。 仇を討てば、天国の父と母は褒めてくれるだろうか? だがすぐにサマラは捕らえられ、フェランから意外な言葉を聞く。 「君を利用する方法を思いついた。僕の婚約者として公表する」
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月05日
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- 著者
- メイシー・イエーツ
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- 訳者
- 馬場あきこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13172-0
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- 書籍番号
- R-3172
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モニター
シーク物は傲慢ヒーローが多いのであまり好きではなく初めてじっくり読みました。ヒロインがカッコいいけれど、簡単にヒーローに陥落したなあ…まあ、孤高のヒーローで格好はいいけれど。ヒーローを愛した後は猪突猛進というか一生懸命でやはり強いヒロイン、お似合いのカップルでした。シーク好きにはいいかもしれないけれど、やっぱり私はちょっと苦手かも(ごめんなさい!) 字が大きくなって読みやすくなりましたよ。
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Madame T
あまりに深い因縁のふたりが切なく、ハッピーエンドは訪れるのかしら?と思いましたが、サマラとフェランの揺れる心の動きとあふれる情熱も丁寧に描写されていて、見事にまとめられたエピローグでは涙がこぼれました。ハーレクインシリーズをたくさん読んでいる方にも、初めての方にもおすすめしたい読み応えのあるストーリーでした。
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モニター
サマラとフェラン、全く違う生き方をしてきた二人がどう結ばれるのかが気になってどんどん読めました。結婚が決まってからは、サマラの方が積極的になってきたことにびっくりもしました。最初は傲慢なシークだと思っていたフェランが苦悩していく姿にもっと積極的になってと応援したくなりました。メイシー・イエーツの作品が好きになりました。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。