ハーレクイン・シリーズ
花嫁の憂鬱
「身も心もわたしのものになるんだ」
伯爵は冷酷に言った。
わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。 イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、 祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。 それは“マルケージ伯爵の花嫁になること” 先日、湖で出会った傲慢な紳士──初対面の私に無遠慮な視線を浴びせ、 生意気な娘だと侮辱してきた。彼こそがマルケージ伯爵だったのだ。 嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。 でも、これまで何不自由なく暮らせたのは、祖母からの養育費のおかげ。 受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。 わたしはこの運命を受け入れるしかないの?
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月05日
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- 著者
- ヘレン・ディクソン
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- 訳者
- 飯原裕美
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33239-4
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- 書籍番号
- PHS-139 (初版HS-388)
読者レビュー
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イングランド北東部サウス・ヨークシャーの緑豊かな土地に、30年以上連れ添う夫とともに住む。自然をこよなく愛し、読書や映画鑑賞、音楽鑑賞が趣味で、とりわけオペラに目がない。調査のために図書館で何時間も過ごすこともあるが、想像と史実の絶妙なバランスがいい物語を生み出すと語る。