ハーレクイン・シリーズ
19歳で結婚したカレンは、新婚旅行の初夜に夫を亡くした。 以来、男性とのかかわりはいっさい断ち、 ほどなく生まれた娘にすべての愛情を注いで育ててきた。 ある週末、親友に誘われてパーティへ出かけたカレンは、 一人の男性に惹きつけられ、心がざわめく。 マット・ルーカス──じつは彼はカレンの会社の社長だった。 その日から、マットは積極的に彼女をデートに誘い、 驚いたことに幼い娘ともすぐに打ち解けて距離を縮めてきたが、 カレンはどうしても彼に心を開くことができなかった。 怖かったのだ。また19歳のあの悪夢の夜がよみがえりそうで……。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年07月20日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 小林町子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年07月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42073-2
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- 書籍番号
- PB-173 (初版I-28)
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ミミ
なんとも強引なヒーロー! ずば抜けて魅力的でなければ許されないような行為の数々……。でも深い優しさが徐々に伝わってくるところが素敵な作品です。実にかたくななヒロインですが、娘を心から愛しながらも男性不信に苦しむ姿が印象的でした。ニュージーランドが舞台というのも新鮮。旅行気分に浸れました。週末に一気に読むのがお薦めです。それから、やはり小林町子さんの翻訳はいいですね! ロマンティックな雰囲気たっぷりで、それぞれのキャラクターの長所が際立っています。
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こっこ
亡くなった夫のことが原因で、恋愛に前向きになれないヒロイン。そんな気持ちはわからなくもないけど、ちょっと頑なすぎるんじゃないかな。そんなヒロインに対して、あれやこれやとめげずにアタックするヒーローはかっこいいし、尊敬します。
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モニター
カレンの悲しかった気持ち、前向きに進めない思いが深すぎて、マットがどう思うかハラハラして読みました。それでもやさしく、愛情深く接するマットが、最高に素敵でした。読んでいて心が温かくなりました。何度も読み返しました。
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aymoo
今までで一番、良い意味で「じらされ」ました(笑)。今回のヒーロー・マットが究極の「俺様」系だったので、最初は「この人大丈夫?」とドキドキしていたのが、エピソードを重ねる毎に「頼もしさ」に変わっていくところが気持ちよかったです! また、ニュージーランドを舞台にした作品は初めてだったのですが、彼がヒロインをリゾートや食事に案内するシーンでは、自分も色々な所を訪れている気分になれて楽しめました♪
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モニター
主人公のカレンは6年前、19歳で結婚。しかし、新婚旅行初日に夫はカレンを男性恐怖症に陥れ、亡くなってしまいます。カレンはその後、娘を出産。シングルマザーとして娘を愛情いっぱいに育てていました。そんなときに知人のパーティーで出会った素敵な男性マット。マットはカレンにまっすぐに愛情をぶつけてきますが、男性に対する恐怖心からカレンはマットを遠ざけようとします。マットの愛情がカレンの心を動かしていく過程が丁寧に描かれていてやさしい気持ちになれる一冊でした。
ニュージーランド生まれ。想像力豊かな、読書を愛する子供だった。秘書学校を卒業後、友人と船で対岸のオーストラリアに渡り、働いてためたお金で車を買って大陸横断の旅をした。その旅先でイタリア人男性と知り合い結婚。もっとも尊敬する作家はノーラ・ロバーツだという。