作家詳細
1985年の日本デビュー以来、主にハーレクイン・テンプテーションで高い人気を誇る作家。とびきりセクシーなラブシーンと、読む人の想像をかきたてる巧みなストーリー展開でファンが多い。 幼いころから文章で表現することに興味を持っていて、八歳のときには書いた詩が新聞に掲載されたこともある。長じて大学では英米文学を学び、のちに教師や秘書、新聞社勤務と転職を重ねた。 ロマンス小説を書き始めたきっかけは、夫ラリーのひとこと。町でアメリカロマンス作家協会の会議が開かれることを知り、夫がヴィッキーに参加を勧めてくれた。だが、彼女は娘のガールスカウトに参加しなければならずやむなく出席をあきらめたところ、ラリーはみずから会議に参加して情報を集めてきた。会議の参加者は夫以外全員女性でおそらく気まずい思いをしただろうに、臆することなく妻のためにいろいろやってくれたことに、ヴィッキーはとてもありがたく思っている。さらに夫はハーレクインの本を買ってきて、妻に全面的な支援を表明した。その後、ヴィッキーはとりつかれたように本を読みふけり、ロマンス作家になることを決意。やがて幸運にも処女作の出版が決まり、いざ店頭に並ぶ日になると家族そろって車で店に出かけて山のように買い込んだことをヴィッキーはユーモアまじりに話す。もちろん、その後はとんとん拍子に作品が売れ、今ではベストセラー作家として高い人気を博している。 住んでいるアリゾナの暑さに影響されてか、とりわけ彼女の筆が冴えるのはホットなラブシーンを書いているとき。現在、主な活躍の場は、数あるラインの中でも、危険なまでにセクシーなブレイズである。 趣味は小説の執筆に旅行、そして笑うこと。地図を持たずに旅行する夫と結婚したことで、旅行も、笑いも充分に満たされている。好きなものに囲まれて、最高に満ち足りた生活を送っていると語る。