作家詳細

サンドラ・ブラウン
サンドラ・ブラウン
Sandra Brown

エリン・セント・クレアのペンネームでシルエット・ディザイアなどに作品を発表。日本では、1983年2月刊「愛の湖」(D-13)、83年7月刊「誘惑宣言」(D-36)、85年6月刊「シルクの言葉」(D-126)、90年3月刊「二人だけの休日」(D-356)などがあげられる。サンドラ・ブラウンとしては、97年刊行の「侵入者」、99年刊行の「星をなくした夜」、同年刊行の「27通のラブレター」、2000年刊行の「ワイルド・フォレスト」(PS-6)を発表している。90年以降、NYタイムズのベストセラーリストに40作品以上がランキングされ、91年8月には3作が同時にリストに登場するという、史上三人目の快挙を成し遂げた。いまやアメリカのロマンス作家界のリーダー的存在で、ロマンティック・サスペンスの女王とも呼ばれている。 サンドラは五人姉妹の長女として生まれ、幼いころから人形遊びよりも本を読むのを好む子どもだったという。作家になる前は、民放のテレビ局でお天気担当キャスターを務めたり、モーニングショーで新刊紹介や料理コーナーを担当していたこともある。また、ダラスのファッション業界で、ショーやアパレル展示会のモデルも12年経験し、化粧品の販売や美容サロンのマネージャーも務めていた。 作家を志すきっかけとなったのは、テレビ局での仕事を解雇されたことだったという。当時、サンドラはすでに結婚して、一男一女をもうけていたが、残りの人生を家事と育児で終わらせることに疑問を感じ、モデルの仕事を始めると同時に、ビデオプロデューサーの夫のすすめもあって作家を目指し一念発起したのだと語る。 現在、アメリカのロマンス作家連盟の主要メンバーに名を連ね、連盟の会合でスピーチしたり、ロマンス小説の書き方講座の指導にあたったりすることもある。夫と二人の子どもとともに、テキサス州アーリントンに暮らす。

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