作家詳細
マリリン・パパーノ
Marilyn Pappano
1997年刊行の「知らない関係」で日本デビューを果たした。以後、シルエット・ラブストリームでコンスタントに作品を発表している。ホットなラブシーンに加え、パラノーマルから正統派ロイヤルロマンスストーリーまで創造性豊かなプロットを確かな筆力で描きだす能力には定評があり、ファンも多い。 オクラホマ州で生まれ育ったマリリンは、海軍軍人の夫と結婚して以来16年もの間、アメリカ中の基地を転々とする生活を続けた。夫の退役にともない、夫婦がついのすみかに定めた地は、マリリンの愛してやまない故郷オクラホマ。現在は美しい景色を楽しめる高台に居を構え、庭の手入れをしたり、池でボートを漕いだりと、のんびり暮らしている。 最愛の夫ボブとは20年以上連れ添った仲。ボブは退役したのち、調べものをするリサーチャーにして秘書、さらにコンピューターのエキスパート兼応援団長として妻の執筆を全面的にバックアップしている。 「私はほかの作家とは違い、なんのキャリアもありません。1986年に最初の作品が刊行されるまで、平凡な妻であり、母でした」と、みずからを謙虚に振り返るマリリンだが、いまや数多くのベストセラーリストの常連で、2002年にはアメリカロマンス小説界最高峰のRITA賞*を受賞した。世界中から送られるファンレターを読むのがなによりの楽しみであり、作家という仕事を通じてすばらしい友人達とめぐりあえたことに感謝して日々を過ごしている。 *RITA賞:アメリカロマンス作家協会(RWA)が授与する賞。コンテンポラリー、ヒストリカルなど10余りの部門で、部門ごとに一番優れた作品に与えられる。ロマンス小説界のオスカーともいわれる。